ルックアットミー

かと思えばしばらく休日が取れたからと言って、夏休み中だった私を国内旅行に連れまわしたりもする。
私にはよくわからない仕事だけれどお母さんが作っているファッション誌は無事に毎月出版されていることだけは、店頭で確認して知っていた。
「今日は夜にリモートで打合せがあるから、それまでは休みよ」
説明しながらお母さんの眉が中央へ寄るのを見た。
お母さんが見ている視線を先を追いかけてみると、中学時代に入院した時の写真が飾られている。
私は中学2年生の頃、学校へ行く途中の通学路で車に轢かれた経験がある。
足の骨を折る重症で入院当時は沢山のクラスメートや先生が毎日お見舞いに来てくれていた。