ルックアットミー

おずおずと告白する千鶴ちゃんには納得しかない。
千鶴ちゃんにはなんというか、オタクのオーラのようなものを感じていたから。
ついでに幸薄そうなところも変わってはいない。
「いいやん漫研!」
元気な声で真弓ちゃんが反応してくる。
そういえばこっちは芸能人オタクだった。
趣味は違えど、オタクとしての血は同じようなものなんだろう。
漫画研究会に入るとか入らないで話し合っているふたりを横目に私はカバンを掴んで机を離れた。
「あれ、早紀ちゃんは行かんの?」
ふたりはこれから漫画研究会に見学へ行くつもりなんだろう。
私は一度立ち止まって振り返ると、困ったように眉を下げてみせた。