ルックアットミー

「あらあら明美ちゃんどうしたの!?」
「弟くんをおんぶして重たくない?」
「もしかして怪我しているの? お母さんは!?」
次々とかけられる言葉に最初はびっくりしたけれど、次第に胸に満足感が広がっていくのがわかった。
「弟はね、うーんと、滑り台から落ちて怪我しているの。お母さんとお父さんは出かけてるの。だからね、私がみてあげるんだよ」
義理母がいつもやっていたように説明すると、一瞬妙な沈黙が落ちてきた。
そして私に聞こえないようになにかささやき声が聞こえてくる。
失敗したのかな?
そう思って帰ろうとしたときひとりが私の頭を撫でてきた。