ルックアットミー

頭のネジが一本足りないとか、そういうんじゃないとこんな話を普通にできるはずがない。
「だけど大丈夫。ちゃんと死なない程度にするから。だって、そうしないと私が弟のお世話をできないじゃない。ちゃんとお世話して、偉いね、賢いねって言われなきゃ、意味がないんだから」
明美はどこか遠くへ視線を向けていて、目の前にいる私が見えていない様子だった。
完全に自分の世界に入ってしまっている。
私はジリジリと後ずさりをして距離を取った。
こんな化け物とずっと一緒にいることはできない。
早めに距離を置かないと危険だ。
でも問題なのは、明美のスマホに私の写真があることだった。