ルックアットミー

「これを送ってきたのは明美だよね」
「そうだよ。さすがにわかった?」
悪気のかけらもないような、天使の笑顔。
どこまでも美しくて、誰もがうらやむ美人だった。
「どうしてこんなことするの? 私を脅すつもり?」
「脅すっていうか、ずるいなって思ったの。だから自分がやったことを忘れないように、その写真を送ってあげたの」
「ずるい?」
思わず顔が歪んでしまった。
明美はなんでも持っている。
美人でスタイルもよくて、勉強もできてスポーツもできて。
あれもこれも持っている人にずるいとか言われる筋合いはない。
なにも持っていない私が、なにをしたっていうんだろう。