ルックアットミー

病院で処方された薬はよくきいて肌荒れや抜け毛もよくなりはじめていた。
もうひと月もすれば、きっと元通りになれる。
いや、今までよりももっとずっと素敵な毎日が待っている。
感動物語なら、きっとここで終わっていたはずだ。
私は新しい人生を踏み出すことができたのだから。
だけど現実はそんなにも簡単に終わるものじゃなかった。
私ひとりが輝かしい人生を歩んでいくなんて、そんなの許される話じゃなかったんだ。
そのダイレクトメールが届いたのは火事があってから2週間後のことだった。
【あなたのしたこと、知ってるよ】
その文章と一緒に絶対にバレてはならない写真が添付されていた。