ルックアットミー

と、同時に細かなところまで見てくれていたことがわかって胸の中が充足感で満たされていくのを感じた。
その日、私はお母さんに連れられて素直に病院にいくことになったのだった。
さすがに、お母さんに頭皮までは見せることができないから診察室には自分ひとりで入った。
そして自分が飲んでいる薬のことを素直に説明することができた。
こんなに素直な気持ちになれたのはいつぶりだろうか。
自分でも驚くべきことだった。
「お願いします先生、両親には薬のことは黙っていてください。もう絶対に飲まないって約束します」
そう言うと先生は渋々頷いてくれた。
けれど今後同じことをすればすぐに両親に連絡すると約束させられた。