ルックアットミー

およそ華なんて言う言葉は似合わないタイプのふたりだ。
こんな中にいれば自然と私からも華は失われてしまうだろう。
輝かしい女子高生生活を送りたいのなら、あっち側へ行かなきゃいけない。
でも、どうやって?
もうクラス内のグループは完成されていて、それが大きく変わることはない。
「今更、どうしろっていうの」
「え、なに?」
思わず口に出してしまった言葉に千鶴ちゃんが首を傾げて聞いてくる。
私は咄嗟に笑顔を作って首を左右に振った。
「ううん。なんでもないよ。行こう」
私は少し歩調を早くして、ふたりから少しでも離れようと前を歩いたのだった。

☆☆☆