ルックアットミー

弟の部屋の前まで移動してドアを開けると、そこは水色を貴重としながら沢山の色に溢れていてホッと胸を撫でおろした。
弟まで黒に浸食されていたらどうしようかと、内心ヒヤヒヤしていた。
私は素早く室内に侵入してドアを閉めると、室内を物色しはじめた。
机の引き出し、本棚の奥、ベッドの下。
だけどお目当てのものはどこにもない。
まだ家にあるはずと言っていたけれど、ここにはないんだろうか。
考えてみれば当然だ。
弟が誤って飲んでしまわないように、別の場所へ移動させている可能性の方が高い。
それでも諦め切れなくて下唇を噛みしめながらベッドの下を覗き込んだ。
暗くて見えない。