ルックアットミー

続けて放たれた言葉に慌てて左右に首を振る。
「そ、そんなことないよ」
「じゃあどうしてわたしたちから離れて根本さんと仲良くしてるの?」
「それは……」
彼女と一緒にいれば自然と自分が注目されるから。
その本心は伝えることができなかった。
明美のことも結局友達だなんて思っていなかったんだということを、知られたくなかった。
「私たちから話すことはもうなんにもないんよ。それじゃ」
千鶴ちゃんはそう言うと個室に入って乱暴にドアを閉めた。
真弓ちゃんも同じように一番奥の個室に入ってしまったのだった。

☆☆☆

気まずい気持ちのまま教室へ戻るとクラスメートたちの視線が突き刺さってきた。