ルックアットミー

正直新くんなんてどうでもいいし、ドラマの内容を聞いてみたってピンとこない。
「へぇ、そうなんだ。それよりさ、今日の放課後病院なんだよね」
真弓ちゃんのひとりしゃべりがある程度終わった頃、私はそう切り出した。
一週間前につけていた左目の眼帯は今日もついている。
もはや眼帯が私の顔の一部になりつつあったし、ここにいるみんなは眼帯をつけた私の姿しか見たことがないことになる。
「本当に!? よかったね!」
さっきまで大人しく真弓ちゃんの話を聞いていた千鶴ちゃんが目を輝かせる。
胸の前で手を合わせて嬉しがっている様子はまるで乙女だ。
「うん。ようやく視界がクリアになるよ」