ルックアットミー

「本当にいい友達ね。美人だし、さっき少し会話をしたけれど医大を目指しているって言っていたから、勉強もできる子なのね」
看護師さんが話を続きをツラツラと始める。
それに反応したんもは、他の患者さんを処置していた医師だった。
「それは頼もしいな。でもあれだけ人に感情を入れてしまう子が医師になるのは大変かもしれないなぁ」
その視線は私ではなく明美へと向けられている。
渾身的に友人の世話をやく美人で頭のいい明美はどこへ行ってもみんなの中心的人物になった。
「早紀ちゃん、大丈夫?」
車いすに乗って看護師さんに押されながら処置室から出てきた私に明美ちゃんが飛びついてきた。