ある行方不明事件の調査について

◯月☓日

定時巡回時に、以前頼まれていた案件のターゲットとなる少女を発見。制服から市内の中学生と思慮される。警備室に戻り、防犯カメラの記録を調査。その結果、数人の友達と自転車で来店していることが判明。自転車置場へ移動し、対象の自転車をボディカメラで撮影。gpsの取り付けを考えたが、防犯カメラの監視エリア内だったため断念し、防犯登録の番号と車体番号のみを記録してチャンスを待つことにする。

※後日、少女が再来店し、運良く防犯カメラの監視エリア外に自転車を駐輪していることが判明。防犯登録の番号と車体番号を手がかりに対象の自転車を特定したのち、フレームの裏側にgpsを設置する。その後、gpsの記録から少女の住所が特定できたため退勤後に現地を訪問。少女は市内のアパートに住んでいることが判明。gpsを回収し、翌朝再度訪問し、離れた位置から監視して部屋の特定に成功する。郵便受けを調べた結果、少女の名字のみが判明する。それらの情報からインターネットとsnsを検索し続けた結果、少女の氏名が判明したため依頼人に情報を提供して報酬を受け取る。


◯月☓日

定時巡回異状なし

防犯カメラによる監視業務中、再び窃盗グループの水谷が来店していることを確認。前回の来店から間隔が空いてないことに不審に思って(プロの窃盗犯は犯行場所を複数使い分けて来店間隔を空けることが多い。理由は、防犯カメラの保存期間が過ぎるのを待つことと、店員や警備の警戒が時間が経つにつれて薄れるから)いたところ、水谷は前回やりとりをしていた中学生と思慮される少年と接触。その後、水谷から万引きgメンの情報を要求されたため、本日不在の旨を返答。しばらくして水谷は少年と共にスポーツ用品店へ入店。防犯カメラの監視エリア外となったため二人が出てくるのを待つと、数分後に二人が退店してくるのを確認。水谷にこれといった変化は見受けられないが、少年の所持しているバッグがあきらかに膨れているのを確認。これだけでは犯行に及んだかは不明だったが、後に水谷より『カモをゲット』の連絡あり。


◯月☓日

お客様より、駐車場で少年が喫煙しているとの苦情の連絡あり。防犯カメラの監視エリア外のため、ボディカメラを装着して現場へ向かう。数人の高校生と思慮される少年たちが喫煙していたため、その様子を隠れて撮影。しばらく撮影していると、仲間ひとりに悪ふざけで火のついた煙草を投げつけたり、ボクシングのような動きをしながら殴る蹴るといったいじめのような行為も確認。思わぬ証拠映像の確保に内心笑いながら少年たちに声かけを行い、少年の顔を撮影。少年たちは反抗的であったものの、粘り強く雑談して解散させる。その後、撮影した少年たちの画像からsnsを検索したところ、暴行していた少年の一人が隣県の高校生であることが判明。現場では一切反省の色がなかったため、遠くから撮影した映像データと人定情報を知人のさらし屋に渡してネットにさらすことを依頼する。

※後日、知人のさらし屋が喫煙と暴行の動画をsnsにアップし、炎上したタイミングでさらに学校に通報したとのこと。少年の行為が悪質だったため被害者以外の他の少年も特定され、snsの後押しもあって傷害事件として捜査されることになる。なお、いずれの少年もsnsを通じて知り合った程度の仲間であることから、警察の捜査に対して本件以外の余計なことまで互いに自白した結果、無事加害者は退学処分となったもよう。