「……ふん。口の減らない道具だ」
莉鷹様が寝椅子から立ち上がり、音もなく私に歩み寄る。
顔面凶器。その美貌が至近距離まで迫った瞬間、私は反射的に一歩下がったが、すぐ後ろは冷たい壁だった。
「ひゃっ……」
昨夜と同じ、逃げ場のない「壁ドン」。
莉鷹様の大きな手が私の頬をなぞり、そのまま顎を強引に持ち上げる。
「お前のその異質な知恵、そして私を恐れない胆力。……やはり、放してやる気はなくなった」
熱い吐息が耳元にかかる。莉鷹様の片方の膝が、私の足の間に割り込むように入り込み、逃げ道を完全に塞いだ。
「凛星たちと秘密を共有するのは構わない。だが、勘違いするな。お前の『最優先事項』は私であり、お前を買い取ったのはこの私だ。……分かるか?」
「……はい、よく。領収書は莉鷹様のお名前で切ってますから」
震える声で軽口を叩いてみるが、莉鷹様の目は笑っていない。
彼はそのまま、私の首筋——昨夜、わざと彼が残した『跡』がある場所に、熱い唇を押し当てた。
「っ……!」
莉鷹様が寝椅子から立ち上がり、音もなく私に歩み寄る。
顔面凶器。その美貌が至近距離まで迫った瞬間、私は反射的に一歩下がったが、すぐ後ろは冷たい壁だった。
「ひゃっ……」
昨夜と同じ、逃げ場のない「壁ドン」。
莉鷹様の大きな手が私の頬をなぞり、そのまま顎を強引に持ち上げる。
「お前のその異質な知恵、そして私を恐れない胆力。……やはり、放してやる気はなくなった」
熱い吐息が耳元にかかる。莉鷹様の片方の膝が、私の足の間に割り込むように入り込み、逃げ道を完全に塞いだ。
「凛星たちと秘密を共有するのは構わない。だが、勘違いするな。お前の『最優先事項』は私であり、お前を買い取ったのはこの私だ。……分かるか?」
「……はい、よく。領収書は莉鷹様のお名前で切ってますから」
震える声で軽口を叩いてみるが、莉鷹様の目は笑っていない。
彼はそのまま、私の首筋——昨夜、わざと彼が残した『跡』がある場所に、熱い唇を押し当てた。
「っ……!」

