――保健室で風岡美波と出逢った柿沢拓哉は初恋相手である星空雪菜と同じ高校に行くために美波と受験勉強をすることになった。
「勉強ってどこでするの?ファミレスとか??」
女子と二人っきりで勉強など、これまで経験したことない俺は勉強をどこでするのかと場所を考えるところから始まっていた。
「普通に私の家で良いよ」
「はぁっ!?」
そう飄々と話す美波に驚きを隠せなかった。
「そんな驚くことないでしょ?普通に勉強するだけなんだし」
「そりゃそうだけど」
「えっ、それとも何かやましい考えでもあるの?」
そう言いながら不敵な笑みを浮かべてくる美波。
「んなわけ。俺には好きな人が居るんだから」
「あっそう。じゃあ全然問題ないね」
――そして美波との勉強会の日。
「確かこの辺だったはず…ってここ!?」
美波が指定していた建物に到着した俺だったが今時珍しい佇まいの古びたアパートに驚いてしまった。
「(風岡って見た目に反してお金に困ってるのかな…)」
そう考えながな美波の部屋の番号のブザーを鳴らした。
「はーい」
と、幼い子供の声が聞こえた。
ドアが開くと小学生や幼稚園ぐらいの子供が男女合わせて4人居るのが見えた。
そして奥からジーンズにプリントTシャツを着た私服姿の美波がひょっこりと顔を出していた。
「いらっしゃい。柿沢。そんな所で突っ立ってないで早く入ったら?」
「お邪魔します~」
そう言って俺は落ち着かない感じで中に入っていった。
とりあえず案内されて中に入っていった俺は、座布団が用意された場所に座ったものの、周りには子供達が遊んでおり大変賑やかな状況であった。
「ねぇ、お兄ちゃん。お姉ちゃんの彼氏なの?」
「こらっ!そんなんじゃないって!」
「えっ、2人はチューとかもうしたの?」
「おいっ!こらっ!また何てこと言うの!そんなことばっかり言って!お姉ちゃん達は今から勉強するから外に遊びに行っておいで」
「はーい。お兄ちゃん、お姉ちゃんとごゆっくり~」
「あのね!この人は勉強しに来ただけのただの――」
そう説明している間に子供たちは外へ遊びに向かって行った。
「えっと…風岡って子供をたくさん産んだんだね」
「もしかしてあんたも外に行きたいの…」
「いや、ごめんなさい。兄妹なんだよね」
「当たり前じゃん。あんまり変なこと言うとガチで追い出すから」
「アハハ」
こうして微妙な空気の中、美波と2人っきりの勉強会が幕を開けた。
「ここはこうしてやると分かりやすいから」
「あっ、本当だ」
見た目や話し方とは裏腹に美波の教え方はとても分かりやすく勉強は勢いよく捗っていった。
「ねぇ、このまま夕飯とか食べていかない?」
「えっ…いいの?」
「一人分増えるのも変わらないし。今日もお父さん遅いしね」
こんな風に時には夕食を食べて帰る日もあった。
そんな日々が続いて俺の成績もうなぎ登りに上がっていきクラスでもトップ争いをする位置になってきていた。
――そしてあっという間に月日が過ぎ、運命の日がやってきた。
「風岡本当に今日までありがとう。本当に感謝で――」
「別に私は大したことしてないよ。あんたが…いや柿沢が強い想いを持って勉強したからここまで来れたと思うし。ってかお礼を言うなら私と一緒に合格して流星に進学しようよ!」
「そうだな。合格しても風岡に勉強教えてもらわないと途中で退学になるかもだし」
「もう。自力でも十分出来るようになったんだから自信持ちなさいよ」
そう美波と話していた俺は雪菜が遠くに居るのを発見する。
「(星空さん…そうだ。俺は彼女の未来を変えたい。彼女にはもっともっと長生きして欲しい。もっと幸せな人生を送って欲しかった。彼女の最期は幸せな最期であって欲しい…その為にも俺は…)」
「柿沢?もうすぐ試験始まるよ」
「うん。行こうか」
こうして柿沢拓哉、風岡美波、星空雪菜、それぞれの運命を決める流星学園の入試試験が開始した。
「勉強ってどこでするの?ファミレスとか??」
女子と二人っきりで勉強など、これまで経験したことない俺は勉強をどこでするのかと場所を考えるところから始まっていた。
「普通に私の家で良いよ」
「はぁっ!?」
そう飄々と話す美波に驚きを隠せなかった。
「そんな驚くことないでしょ?普通に勉強するだけなんだし」
「そりゃそうだけど」
「えっ、それとも何かやましい考えでもあるの?」
そう言いながら不敵な笑みを浮かべてくる美波。
「んなわけ。俺には好きな人が居るんだから」
「あっそう。じゃあ全然問題ないね」
――そして美波との勉強会の日。
「確かこの辺だったはず…ってここ!?」
美波が指定していた建物に到着した俺だったが今時珍しい佇まいの古びたアパートに驚いてしまった。
「(風岡って見た目に反してお金に困ってるのかな…)」
そう考えながな美波の部屋の番号のブザーを鳴らした。
「はーい」
と、幼い子供の声が聞こえた。
ドアが開くと小学生や幼稚園ぐらいの子供が男女合わせて4人居るのが見えた。
そして奥からジーンズにプリントTシャツを着た私服姿の美波がひょっこりと顔を出していた。
「いらっしゃい。柿沢。そんな所で突っ立ってないで早く入ったら?」
「お邪魔します~」
そう言って俺は落ち着かない感じで中に入っていった。
とりあえず案内されて中に入っていった俺は、座布団が用意された場所に座ったものの、周りには子供達が遊んでおり大変賑やかな状況であった。
「ねぇ、お兄ちゃん。お姉ちゃんの彼氏なの?」
「こらっ!そんなんじゃないって!」
「えっ、2人はチューとかもうしたの?」
「おいっ!こらっ!また何てこと言うの!そんなことばっかり言って!お姉ちゃん達は今から勉強するから外に遊びに行っておいで」
「はーい。お兄ちゃん、お姉ちゃんとごゆっくり~」
「あのね!この人は勉強しに来ただけのただの――」
そう説明している間に子供たちは外へ遊びに向かって行った。
「えっと…風岡って子供をたくさん産んだんだね」
「もしかしてあんたも外に行きたいの…」
「いや、ごめんなさい。兄妹なんだよね」
「当たり前じゃん。あんまり変なこと言うとガチで追い出すから」
「アハハ」
こうして微妙な空気の中、美波と2人っきりの勉強会が幕を開けた。
「ここはこうしてやると分かりやすいから」
「あっ、本当だ」
見た目や話し方とは裏腹に美波の教え方はとても分かりやすく勉強は勢いよく捗っていった。
「ねぇ、このまま夕飯とか食べていかない?」
「えっ…いいの?」
「一人分増えるのも変わらないし。今日もお父さん遅いしね」
こんな風に時には夕食を食べて帰る日もあった。
そんな日々が続いて俺の成績もうなぎ登りに上がっていきクラスでもトップ争いをする位置になってきていた。
――そしてあっという間に月日が過ぎ、運命の日がやってきた。
「風岡本当に今日までありがとう。本当に感謝で――」
「別に私は大したことしてないよ。あんたが…いや柿沢が強い想いを持って勉強したからここまで来れたと思うし。ってかお礼を言うなら私と一緒に合格して流星に進学しようよ!」
「そうだな。合格しても風岡に勉強教えてもらわないと途中で退学になるかもだし」
「もう。自力でも十分出来るようになったんだから自信持ちなさいよ」
そう美波と話していた俺は雪菜が遠くに居るのを発見する。
「(星空さん…そうだ。俺は彼女の未来を変えたい。彼女にはもっともっと長生きして欲しい。もっと幸せな人生を送って欲しかった。彼女の最期は幸せな最期であって欲しい…その為にも俺は…)」
「柿沢?もうすぐ試験始まるよ」
「うん。行こうか」
こうして柿沢拓哉、風岡美波、星空雪菜、それぞれの運命を決める流星学園の入試試験が開始した。
