その病気に治療法はありません

話題は自然と高校時代の楽しかった思い出が中心になっていったんですけれど、その間にも周囲を気にしたり、急に怒り出したりってことを繰り返してましたね。
やっぱり、太にはなにかが見えていたんですよね。
太の一番の悩みはなんだろうと思って、大学生活について質問したんです。
そしたら楽しそうに小説仲間の話をしてくれて、写真も見せてくれました。
別に、大学で嫌なことがあったとかではなさそうなんですよね。
それなら親子の確執とかバイト先での出来事とかが頭に浮かんできましたけれど、どれもしっくり来ない。
太自身は、精神科を受診させられたことを根に持っていましたしね。
でも、大変なのはここからでした。