虎倉井ブリーズワールドの思い出を募集しています

 風祭竜也です。
 連日、新たに遺体の身元が判明していく中で、「虎倉井ブリーズワールドの記憶を残す会」のメンバーたちも次々と、家族との無言の再会を果たしています。覚悟していたこととはいえ、この現実はあまりにも辛い。誰もが悲しみに打ちひしがれています。

 私も先日、DNA鑑定によって、遺体の一つが当時7歳だった弟であることが確認されました。ようやく見つけてあげられたと安堵した一方で、激しい憤りと虚無感との間を反復しているような、複雑な心境の中にいます。せめてもの救いは、弟の遺体が発見され、父母と同じお墓に入れてあげられることでしょうか。
 
 しかし、真実を明らかにするまで、我々の活動は終わりません。私個人としても、全ての真相が明らかになって初めて、父母の墓前に一連の出来事についての報告が出来ると考えております。

 報道にもありましたが、地下空間からは子供たちの人骨とは別に、当時の園長の可能性がある、成人の骨の一部が発見されたそうです。行方不明事件の鍵を握ると思われる園長も、恐らくは25年前にあの場所で亡くなっていた。謎がさらに深まってしまったというのが今の率直な思いです。

 テレビでは遺体の一部が発見されたとだけ報道されていましたが、一部週刊誌ではより詳細にその状態が伝えられています。園長らしき人骨は、下半身と肋骨の一部だけが残されており、胸から上が丸ごと無くなっていた。衣服の切れ端も残っており、まるで体を削り取られたかのような姿だったそうです。何をどうすればこういう状態になるのか、想像もつきません。

 これまでに入手した情報からも、園長が行方不明事件に深く関わっていることは間違いないでしょう。だとすれば園長には共犯者――恐らくはキトラくんの中に入っていた誘拐の実行犯――がいて、何らかの理由で仲間割れを起こし、殺害されてしまった。ということなのかもしれません。現時点ではあくまでも推測に過ぎませんが。
 
 加えてもう一つ。事件は当初の予想を超えて、恐ろしい広がりを見せています。地下空間から発見された子供たちの遺体の数があまりにも多い。警察の捜査によると、50人程度になる見込みだそうです。

 我々「虎倉井ブリーズワールドの記憶を残す会」のメンバーの、行方不明になった家族の人数は7人。会には参加していない方々の行方不明になったお子さんを入れても11人。元スタッフの方が提供してくださった日報の写しや、当時の行方不明の報道の情報などを加えても14人。それ以外に、子供が行方不明になったことさえ判明していないケースがあると仮定しても、50人というのはあまりにも多すぎる。これが一体何を意味しているのか、現時点では皆目見当もつきませんが、この事件にはさらなる深い闇が存在していることだけは間違いないようです。

 引き続き、一連の行方不明事件に関する情報収集を進めていきたいと思います。