静岡県立安久中学校にて行われた実験の記録

【学級担任日誌】
記載者  :森下明文
所属   :静岡県立安久中学校
     :学校運営委員
担当学級 :2年2組
授業年月日:9月14日(火曜日)
出席生徒数:26名
欠席生徒数:なし
早退生徒数:なし
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特記要項:西川文哉(男子12番)、木下奈々(女子3番)、黒木流星(男子6番)の3名に関して、今日から別室にて特別補修を行うこととなった。それに伴い、教員用名簿から名前を一時的に削除。補修が終わり次第クラスに復帰させることとした。他の生徒たちには、3人は一時的に別クラスにて授業を受けることになったと説明。生徒用名簿には名前はそのまま残すこととした。

感想等:前々から言っていた通り、私のクラスにおいても特別補修を積極的に行っていくこととし、その1回目が今日であった。名前の挙がった3名の生徒たちは、これよりしばらくの間、別室にて特別補修を受けてもらうこととなる。補修の担当教員は交代制で、前期の時は私は担当に入れてもらえていなかったが、今期にあってはきちんと担当を割り当てて頂けることとなった。その期待にきちんと応えられるよう、生徒たちの実験をしっかりと行っていきたい。
しかし、他の生徒たちの中には私の考えを快く思わない生徒もいたようで、その筆頭が学級委員の金田であった。3名の生徒が一時的に別クラスで授業を受けることとなったと私が説明した時、金田はあからさまに怪訝そうな表情を浮かべて私の顔を見つめ、「前まではそうじゃなかったのに、何を考えているんですか?」と質問してきた。それに対して私は、「みんなが幸せになるためにやっていることだから、協力してほしい。私の事を信じてほしい」と、全力の笑顔を伴って言葉を返した。これで少しでも安心してくれるかと思ったのだが、それを聞いた金田は疑う表情を崩さないまま、「前の先生もそうだった。いきなり笑顔が怖くなった」と言ってきた。私は本心から彼らの事を大切に思い、教育にあたっているだけなのだが……。それを理解してもらうには、まだまだ長い時間がかかりそうだ。