静岡県立安久中学校にて行われた実験の記録

【学級担任日誌】
記載者  :森下明文
所属   :静岡県立安久中学校
担当学級 :2年2組
授業年月日:7月13日(水曜日)
出席生徒数:29名
欠席生徒数:なし
早退生徒数:なし
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特記要項:期末テストの回答を生徒たちに返却。午後の時間を用いて生徒会選挙が行われ、新たな生徒会長が選出された。学級運営にあたってトラブルなどはなし。

感想等:大急ぎで期末テストの採点を行い、なんとか今期中に生徒たちに返却を行うことができた。生徒のリアクションは様々であり、中には休み明けに返してくれればよかったのに、と言う生徒もいたが、まぁその結果もしっかりと受け止めてもらったうえで夏休みを過ごしてもらいたいところ。
また、午後の時間を用い、長らく欠席(行方不明?)となっている生徒会長、横山大地の代わりとなる生徒会長を選出するための選挙が行われた。しかし私は今日に生徒会選挙を行うという知らせを全く聞かされておらず、寝耳に水であった。それでいてどういうわけか、今日臨時で開催されたはずの生徒会選挙は、まるで最初から今日開催されることを想定していたかのようにスムーズに行われ、横山大地の代わりに、彼と同じクラスに所属する葵穂乃果が生徒会長となることが決定した。葵はそのまま校内映像放送にて挨拶を行い、「私はこの学校のすばらしさを広めていく」、「私たち生徒は自分の役割をきちんと理解することが大事」、「前の生徒会長はそれができていなかったから、消えた」と語った。彼女がそう言葉を発するときの表情は、まさに私がこの学校で今まで見てきた先生たちの表情そのものであり、私に目には非常に恐ろしく映った。
なお私自身、まだ葵穂乃果と個人的な話はできていない。しかし、彼女はもはや私の側の人物でははないという事は、演説中の言葉や口調を通じてはっきりと痛感させられた。そしてそれは金田や大久保たちも同じ印象だったらしく、私は二人に対して「目立つことはしないように」と、警告をするのがやっとであった。