静岡県立安久中学校にて行われた実験の記録

【学級担任日誌】
記載者  :森下明文
所属   :静岡県立安久中学校
担当学級 :2年2組
授業年月日:6月30日(木曜日)
出席生徒数:29名
欠席生徒数:なし
早退生徒数:2名
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特記要項:2名の生徒が体調不良につき、午前中に早退。

感想等:今日はなかなかに肝を冷やされることがあった。今日の午前の授業は私自身がクラスを担当する時間だったのだが、その授業の最中に2名の生徒が突然に錯乱状態となってしまったのだ。どうも朝のHRの時間からあまり目の焦点が合っていない様子だったので、少し心配はしていたのだが、その不安が見事に的中してしまった。授業中、二人は突然に「窓の外に目がある」、「教室の中に無数の虫がいる」等と訴え、周囲を巻き込んで錯乱し始めてしまった。私は内心で激しい動揺を覚えながらも、必死に二人の心を落ち着かせるよう心掛け、他の生徒の協力もあってなんとかそのまま二人を保健室まで連れていくことができた。その後は保健室の山本先生が対応してくれ、結局二人はそのまま早退させることとした。
しかしあの状態のまま帰路につかせるのは非常に危険であると判断し、二人の保護者に連絡をして迎えに来てもらうこととした。連絡自体はスムーズに行うことができ、両名の保護者ともすぐに迎えに来てくれたのだが、その時の雰囲気が非常に気になるものだった。普通なら、自分の子供が学校で錯乱状態になったと聞いたら、かなり動揺するものだと思うのだが、どちらの保護者も非常に冷静な雰囲気で私の話を聞いており、迎えに来た時もこんなことは何とも思っていないかのような様子で二人を連れ帰っていった。二人が突然に錯乱を起こしたことよりも、そっちの方が私には恐ろしく思われてならなかった。
今日は期末テストの日程調整や夏休みの課題の調整など、いろいろとやろうと思っていたのだが、どれも手につかなかった。明日以降、なんとか二人の状態が落ち着いてくれることを望むばかりだ。