静岡県立安久中学校にて行われた実験の記録

皆さまはじめまして。私は現在神奈川県内の会社で働いております、倉田と言います。普段はこのようにインターネット上に自分の事を書き込むことはしないのですが、今回はある理由からこうして皆様に向けてメッセージを発することとさせていただきました。
といいますのも実は先日、ある場所【※後述】にて正体不明の不可解な日誌を拾ったのです。表紙には『学級担任日誌』と書かれており、おそらくある学校の一人の教員によって書き上げられたものであろうと思われるのですが、その内容がどうにも不可解なのです。
まず中身を見てみると、その日誌がどの学校の誰によって書かれたものなのかは、はっきりと記されていました。”静岡県立安久中学校”という学校の、”森下明文”という教員によって書かれているようなのです。ですので私はこの日誌を拾った当初、この学校に連絡を取ってお送りしようかと考えていたのですが、調べたところ、静岡県にはこのような名前の学校は存在しないとのことなのです。森下明文なる人物の情報についても、現在のところ分かっておりません。
ではこの日誌は一体何なのかという話になるのですが、日誌は最初のページから最後のページまで隙間なく非常に丁寧に書き上げられており、全体的な雰囲気からはやはり本物の日誌であるように見受けられます。しかしその内容は、見た目こそごく普通の日誌なのですが、日が進むごとになにかがおかしい様子を感じさせるものであり、非常に不可解な内容であると言わざるを得ません。それはまるで、何かの実験の様子を克明に記録したものであるかのような……。
しかしかといって、これをいたずらで書くには全く動機が分かりませんし、一方ですべてを妄想で書くにはどこか内容がリアルで、内容が嘘だとも思えないのです。

現在のところ全く正体の分からないこの日誌ですが、これからこの作品におきまして、その日誌の内容を順に投稿していこうと思います。ご覧になっておられる皆様におかれましては、もしもこの日誌を落としたのが自分であるとか、あるいはなにか情報を知っているという方がおられましたら、私の方まで連絡をいただけますと嬉しく思います。

【※拾った場所について】
この日誌を拾ったのは、神奈川県秦野(はだの)東田原(ひがしたはら)の旧清諒神社跡地です。ここは以前から家庭ゴミが不法に投棄されがちで、先日私も地域美化の一環としてゴミの回収に向かい、この日誌を拾うに至りました。静岡県の中学校で記録されたものがどうして神奈川に捨てられているのかもよく分かりませんが、こうしてインターネット上に公開をすることで、なにか新しい情報が分かればと思っております。何卒よろしくお願いいたします。