魔物が苦しまずに浄化されて光となる光景を生まれて初めて見て涙を流した。焔は思った。゙あぁ、なんと温かい光なんだろうど。
すぐに札に霊力を込めた人物を探し出すために、伊澄家にいる全ての祓い人の情報を集めだす。最終候補に残ったのは当主の吉武、妻の文代、次女の真鈴。この三人の中の誰かが強力な浄化の力を使う人物だと仮定し、調べたが、同じ霊力を持つ者は三人の中にいなかった。
そこで最も可能性の低い、病弱の長女の真知について調べるために式を飛ばした焔はそこで衝撃な光景を目にする。
伊澄家の屋敷で真夜中にも関わらず、明かりがついている離をみつけ、式を操って中の様子を見る。するとそこには病弱とされる真知の姿があった。
噂とは違い、元気に神具の手入れをする姿に驚く焔。しばらく様子を見てみると、一本の短刀に霊力を施しているのを目の当たりにする。式を通して微かに感じる霊力はまさに、魔物を浄化させたものと同じ力。
だが何故、吉武は強い霊力を持つ真知を離に隠しておくのか。疑問に思った焔はしばらく様子を見ることにした。
何日か様子を見るうちに判明したことは、真知は病弱というのは嘘で霊力をもっていない理由で離に監禁されており、本来であれば名家の令嬢がすることの無い、神具の手入れをしていること。
吉武と文代は無能の真知に行き場のない怒りをぶつけていること。そして、強い霊力を利用されるのを恐れて隠していること。
次女の真鈴も両親から過剰な教育を受けて、自我を保つので精一杯だった。
(光が宿っていない瞳。どれ程の時間、虐げられてきたんだ。吉武と文代がここまで哀れだったとは…。迂闊だった。あの様子だと、この姉妹の心は限界に近い。一刻も早く、この事態を抑えなければ。だが証拠がない。下手に動けば二人の安否は危うい)
そこで焔は考えた。元旦に行われる雪華祭で真知に霊力を使わせて吉武たちの本性を暴こうと計画する。
(手荒だが、これしか方法はない)
焔は帝に事情を説明して、伊澄家への招待状に真知の名を書き、屋敷へ送った。
雪華祭当日。焔の計画通り、真知は祭りに出席した。ひと目会おうと真知の前に姿を現した。近づいて感じる、強力な霊力。制御しているつもりでも、鬼神である焔にはお見通しだった。
模擬祓いで上級の魔物を使い、真知の力の全てを引き出した。そして、隠されていた吉武と文代の素性を暴き、重い処分をくだすことになる。
すぐに札に霊力を込めた人物を探し出すために、伊澄家にいる全ての祓い人の情報を集めだす。最終候補に残ったのは当主の吉武、妻の文代、次女の真鈴。この三人の中の誰かが強力な浄化の力を使う人物だと仮定し、調べたが、同じ霊力を持つ者は三人の中にいなかった。
そこで最も可能性の低い、病弱の長女の真知について調べるために式を飛ばした焔はそこで衝撃な光景を目にする。
伊澄家の屋敷で真夜中にも関わらず、明かりがついている離をみつけ、式を操って中の様子を見る。するとそこには病弱とされる真知の姿があった。
噂とは違い、元気に神具の手入れをする姿に驚く焔。しばらく様子を見てみると、一本の短刀に霊力を施しているのを目の当たりにする。式を通して微かに感じる霊力はまさに、魔物を浄化させたものと同じ力。
だが何故、吉武は強い霊力を持つ真知を離に隠しておくのか。疑問に思った焔はしばらく様子を見ることにした。
何日か様子を見るうちに判明したことは、真知は病弱というのは嘘で霊力をもっていない理由で離に監禁されており、本来であれば名家の令嬢がすることの無い、神具の手入れをしていること。
吉武と文代は無能の真知に行き場のない怒りをぶつけていること。そして、強い霊力を利用されるのを恐れて隠していること。
次女の真鈴も両親から過剰な教育を受けて、自我を保つので精一杯だった。
(光が宿っていない瞳。どれ程の時間、虐げられてきたんだ。吉武と文代がここまで哀れだったとは…。迂闊だった。あの様子だと、この姉妹の心は限界に近い。一刻も早く、この事態を抑えなければ。だが証拠がない。下手に動けば二人の安否は危うい)
そこで焔は考えた。元旦に行われる雪華祭で真知に霊力を使わせて吉武たちの本性を暴こうと計画する。
(手荒だが、これしか方法はない)
焔は帝に事情を説明して、伊澄家への招待状に真知の名を書き、屋敷へ送った。
雪華祭当日。焔の計画通り、真知は祭りに出席した。ひと目会おうと真知の前に姿を現した。近づいて感じる、強力な霊力。制御しているつもりでも、鬼神である焔にはお見通しだった。
模擬祓いで上級の魔物を使い、真知の力の全てを引き出した。そして、隠されていた吉武と文代の素性を暴き、重い処分をくだすことになる。



