真っ白なガーベラのような君へ

・グラニュー糖は二十五グラム、二十五グラム、五グラムと分けて量っておく。
 
「いい? 二十五グラムはそれぞれ、卵白と卵黄に使うもの。五グラムは生クリームに入れる分ね」
 電子はかりの上に小さいサイズのボウルを乗せて、電源を入れる。
 グラニュー糖はサラサラとしていて、まるで砂場の砂のようだ。
 ……前もこんなようなことを思ったな。僕の心には、幼稚園児が住んでいるのか?
 まあ、うん。きっと知識が浅くて子供っぽいだけだろうけど。
 そんな僕でも、電子はかりの使い方は、なぜかわかった。追加で量りたいときは、「ON」を押せばリセットされることを、ふと思い出した。
「さすが、ばっちりです」
 なにを基準としてばっちりと評価しているんだろう、とは思ったけど、褒められるのは素直に嬉しい。

・人肌くらいの温度のお湯を用意しておく。

「電気ポットの温度が六十度になってるか確認してね」
 そう、一緒に電気ポットの設定温度を確認した。六十度になっていたから、早々に次の項目に進むことになった。
 人肌くらいの温度が理想だが、熱湯じゃなければいい。そう、咲結さんは言っていた。