神様は誰?

――夜は、終わらなかった。

ニュースは何度も繰り返された。

映像は少しずつ増えた。

白いツリーの下に集まる人。
救急車の赤い光。
警察官の背中。
歩道橋の階段。
規制線。
誰かが泣いている声。

事件の詳しいことは、分からなかった。

分からないのに、分かることがあった。

神様の言葉が、現実を動かした。

それだけは、分かった。

私は、何度もスマホを見た。

神様の声のアカウントは削除していた。

でも、スクリーンショットは増えていた。