神様は誰?

できる。

その文字は、翌朝になっても消えなかった。

制服に袖を通している時も、朝食のトーストを噛んでいる時も、電車の窓に映る自分の顔を見ている時も、ずっと画面の中の文字みたいに浮かんでいた。

加賀陸『でも、できる』

できることは、いつも私たちを前に進ませた。

できるなら、やってみる。
やってみて、変だったら戻す。
戻せなかったら、別の言い方を探す。

私たちは、ずっとそうやってきた。

相談フォームも。
懺悔室も。
供え物の記録も。
外部投票も。

全部、最初は「できる」から始まった。