承曜の執務室から自室に帰る途中、考え事をする。
私がいると、承曜に迷惑がかかる。
私がいると、承曜は疲れる…。
頭の中はグルグルと反復する。
その後、数分だけ話したけど結局義母達のことは言わなかった。
言ってしまえば、更に承曜の負担になると分かったから。
だけど、
『和心もなんだか疲れたような顔をしているな。なんかあったか?』
『いえ、なんでもありませんよ。ただ、部屋で会議が終わるのを待っていたらずっと緊張していて…。』
『そういうことだったのか。』
なんとか誤魔化して、
『承曜も疲れているみたいだから、私はもう帰りますねっ。』
逃げた。
その逃げたなか、頭の中にある考えが過った。
『ここを出てしまえば承曜はもう疲れないし、私が迷惑をかけることはないのでは?』
そうと思ったら行動は早くて、調度品を整えたりと出て行くための準備をする。
しかし、残酷にも
「皇后様。」
「はい。」
部屋の扉がノックされて出ると、いつかの侍女がいて、
「本日の夜、陛下が皇后様の寝室にいらっしゃいます。」
「っ…。」
驚いて目を開く。
どうして、今日なの…。
よりによって、私が出て行くと決心したのに…。
これじゃあ、離れがたくなっちゃうよ…。
「分かりました。お待ちしております、とお伝えください。」
侍女にそう伝えると彼女は去って行った。
寝台に横たわる。
恋や愛はときに人をダメにする。
その心理が分かったけど、不思議と嫌じゃない。
私は彼が来るまで最初の夜と同じように待った。
だけど、違うのはこれが私がここにいるのが最後の夜だということ。
私がいると、承曜に迷惑がかかる。
私がいると、承曜は疲れる…。
頭の中はグルグルと反復する。
その後、数分だけ話したけど結局義母達のことは言わなかった。
言ってしまえば、更に承曜の負担になると分かったから。
だけど、
『和心もなんだか疲れたような顔をしているな。なんかあったか?』
『いえ、なんでもありませんよ。ただ、部屋で会議が終わるのを待っていたらずっと緊張していて…。』
『そういうことだったのか。』
なんとか誤魔化して、
『承曜も疲れているみたいだから、私はもう帰りますねっ。』
逃げた。
その逃げたなか、頭の中にある考えが過った。
『ここを出てしまえば承曜はもう疲れないし、私が迷惑をかけることはないのでは?』
そうと思ったら行動は早くて、調度品を整えたりと出て行くための準備をする。
しかし、残酷にも
「皇后様。」
「はい。」
部屋の扉がノックされて出ると、いつかの侍女がいて、
「本日の夜、陛下が皇后様の寝室にいらっしゃいます。」
「っ…。」
驚いて目を開く。
どうして、今日なの…。
よりによって、私が出て行くと決心したのに…。
これじゃあ、離れがたくなっちゃうよ…。
「分かりました。お待ちしております、とお伝えください。」
侍女にそう伝えると彼女は去って行った。
寝台に横たわる。
恋や愛はときに人をダメにする。
その心理が分かったけど、不思議と嫌じゃない。
私は彼が来るまで最初の夜と同じように待った。
だけど、違うのはこれが私がここにいるのが最後の夜だということ。
