午前零時、籠にいられない私は裸足で舞う

 会議は終わったらしく、側近によって執務室に来るように言われた。


「承曜。会議、お疲れ様です。」

「あぁ、和心。」


 彼は疲れているのかゲッソリした様子で椅子に座っていた。


「その、会議はどうでしたか?」


 承曜が口を開く前に史博が口を開く。


「それがさ、てんでだめ。何故か皆皇后様の出自知っていたんだよね。」

「へ?」


 驚いたフリをする。

 ほんとうに、義母達は私の情報を売っていたんだ…。


「まぁ、俺は最初驚いたけどそこまで熱心な宗教信者じゃないからどうだっていいんですけどね?ほら、現に陛下に無礼を働いたりしているわけですし…。」

「そ、そうなんですね…。」

「そうです!だから、俺は皇后様には陛下とくっついていいと思っています。応援してます。」


 そう言ってくれる人がいて少しだけ救われた。

 そして、今までだんまりだった承曜が口を開く。


「……リア充爆ぜろ、とかよく言っているくせしてよく言う。」

「うるさいなぁ、陛下。今俺は良い所を皇后様にアピールしてるんだから邪魔しないでよ。」

「はぁ、分かった分かった。」

「疲れで独占欲が出ていない…。珍しいことがあるんだな、陛下は。」

「うるさい。」

「……。」