午前零時、籠にいられない私は裸足で舞う

 そして、あっという間に常帝国に到着して宴の当日になった。

 義母と義姉の支度を手伝い、見送る。

 さて、私も支度する。

 あの三人より地味でバックダンサーのような衣装を着る。

 決して、義母や義姉達の邪魔をするつもりはない。

 ただ、自分の舞がどこまで通用するか知りたいだけ。

 いつまで経っても私は顔立ちと実力に嫉妬されて出道(デビュー)には立てなかった。

 今日を逃してしまえば、一生私は表舞台には立てないような気がする。 

 靴も履かずに裸足で私は自己確認と自己証明のために、宴の会場を目指して飛び出した。