午前零時、籠にいられない私は裸足で舞う

 その日の晩。

 月は高く昇り、後宮の灯りが小さくなった時間。

 私はここを去る決意をした。

 彼が他の妃を迎え入れないのは私がいるからだ。

 本当は飽きているけど、あの宴の日の責任を取って私をここにずっと置いてくれているんだろう。

 彼から私を追い出すつもりはないらしいし、なら


「私からここを去らないと…。」


 肌ざわりが良い寝間着と靴を脱ぎ捨てる。

 そして、私はここに来た時と同じ、あの宴で着ていたバックダンサーの衣装を着て、また裸足で飛び出した。