僕をわがままにした君

気まずい…

「危ない!!」

ドサッ

「なんですか?」
「すみません!大きな石が足元にあって。気づいていないようだったので…」
「そう、ありがとう」
「本当にすみませんでした」
「助けてくれたんでしょう?もう謝らないでください」

やってしまったーー石を踏みそうだったから、手を引いたら勢い余って、ゆっゆっ床ドンしてしまうなんて!めっちゃ軽かった…。


こんな静かなところに人がいるのかな?

「つきました」
「ここが…」

あの床ドン以降一言も話さなかった…。

「ここは私が住まわせてもらってる施設なんだ」
「なぜ僕をここに?」
「住んでるところを探してるんですよね?」
「そうですけど…」
「一番近くて安いところです。ここは私の母の友達がやっている帰る場所がない子供たちのための施設です。ここならお金もかかりませんし、条件にぴったりなんじゃないですか?」
「でも…」
「とりあえず入ってください」
「失礼します」