二つ上の先輩とは、卒業までの付き合いだと思っていた。先輩のママはかなりアレな人で本格的に絶縁する為に今までの人間関係は全てリセットすると聞いた。寂しいけれど仕方ない。先輩が好きだからコレ以上不幸になってほしくない。卒業後はたぶん碌に乗れないだろうからって付き合ってくれた日帰りサイクリングの帰りに事態は一変した。先輩のママは被害妄想型のトラブルメーカーで、今回は本当にヤバい相手と衝突してしまったのだ。そして何とかしてよと息子を差し出した。
だから私が貰った。ヤバい相手の家の跡取り候補がもう私しか残っていなくて、でも先輩と一緒にいられるなら頑張れる。先輩の手を引いて引っ越した家には昔憧れていた親戚のお兄さんと幼馴染達がいたけれど、正直どうでも良かった。一番大事にしたい人は、青白い顔で震えてる隣の先輩だから。お見合いとかあるのかな、種だけ貰うのはダメなのかなと思いながら渡すのを諦めて別の物に作り直そうとしていたミサンガを鞄から出した。
だから私が貰った。ヤバい相手の家の跡取り候補がもう私しか残っていなくて、でも先輩と一緒にいられるなら頑張れる。先輩の手を引いて引っ越した家には昔憧れていた親戚のお兄さんと幼馴染達がいたけれど、正直どうでも良かった。一番大事にしたい人は、青白い顔で震えてる隣の先輩だから。お見合いとかあるのかな、種だけ貰うのはダメなのかなと思いながら渡すのを諦めて別の物に作り直そうとしていたミサンガを鞄から出した。



