現代の夢文化と伝説についての民俗学的考察

――急成長アプリの裏にある二重構造
(経済・IT月刊誌『インサイド・ネットワーク』202X年6月号)

※江澤メモ
「運営=開発」と思わせる公式説明と、登記情報の齟齬がはっきり出ている

近年、睡眠・夢解析アプリとして爆発的にユーザー数を伸ばしている「DreamSync(ドリームシンク)」。
“夢を共有し、意味を可視化する”というキャッチーなコンセプトと、SNS連動機能が若年層を中心に支持を集めている。

だが、本誌編集部が同アプリの法人関係を調査したところ、一般ユーザーが想定している「運営会社=開発会社」という構図が成立していないことが判明した。

DreamSyncの利用規約およびプライバシーポリシーに記載されている運営主体は、
「DSプラットフォーム株式会社」(東京都内・資本金3億円)。

一方、アプリストアの開発者表記および著作権表記の一部には、
**「Hasome Software Lab.」**という名称が確認できる。

このHasome Software Lab.について調べると、法人登記上は
「羽染ソフトウェア研究所合同会社」
という小規模法人であり、代表社員は一名のみ。

つまりDreamSyncは、

企画・運営・マーケティング:DSプラットフォーム株式会社

システム開発・アルゴリズム設計:羽染ソフトウェア研究所合同会社

という完全な分業体制で成り立っている可能性が高い。

通常、スタートアップ初期ではこのような分業は珍しくない。
しかし本件で不可解なのは、公式サイト・広報資料・インタビュー記事において、開発会社の存在がほぼ語られていない点である。

編集部がDSプラットフォーム社に問い合わせたところ、

「開発体制の詳細については、技術的機密に関わるためお答えできません」

という定型的な回答に終始した。

ユーザーの“夢”という極めて私的なデータを扱うアプリにおいて、
その中核技術を誰が、どのような思想で設計しているのか。
その点が伏せられていることに、一部の専門家は懸念を示している。