バシャっと、冷たい水が顔にかかり、竜也は目を見ます。夏も近いというのに冷たい水をかけられ、制服はびしょ濡れとなる。目の前に見えるのは見慣れない天井。おまけに薄暗い。竜也は沙弥からメールもらったすぐ後の事を思い出す。今さら家に帰ることもできず、誰にも迷惑をかけずに眠れる場所を探していた。それは保健室ではない。あそこはアイツらの溜まり場だから。そうここは――。
「体育倉庫……」
「こぉ~んな所に隠れてたんだ藤馬くん」
突然電気をつけられ、竜也は眩しさに腕で光を遮る。しかしその腕を何者かに掴まれる。
「!!」
ようやく目覚めた竜也は改めて、今自分が置かれている状況を認識した。自分はアイツらに見つからないようにこの体育倉庫で寝ていた。が、アイツらに見つかり、水をかけたのもアイツらだった。
「そっかぁ、ココなら話にも見つからないな。藤馬くんあったまいー」
「な……なんのこと?」
じりじり近寄ってくる男達に竜也は突然体育倉庫の入り口に向かって走り出した。しかしその竜也に男達は掴みかかり、一人を倉庫の前に見張りつけ、扉を閉じる。
「おい淳っ、次体育だぞ」
「あ……悪ィ」
もうすでに着替え終えているクラスメイトに起こされ、淳は目を覚ました。自分も早く着替えなくてはいけないと思い、机に手をついて立ち上がろうとした。が、しかしいきなりガクッとその場に座り込んでしまった。
「何してんだ?」
自分でも信じられない事態に、淳は自分のおかしな足に触れる。
「あれ?」
おかしな感触に、淳は今度はつねってみる。しかし何の痛みさえも感じなかった。
「ウソ……」
「何やってんだよ淳」
「いや、何か立てねぇ」
仕方なく友達に手伝ってもらい校庭に移動した淳は、体育を見学することにした、ツォーネに傷つけられた両足は感覚がなく、歩くこともできなくなっていた。淳は足の感覚が戻るまで気長に待ち続けた。
「香里!!」
隣のコートでバスケをしていた女子の中から悲鳴染みた声が飛び出した。淳が目を向けると同じクラスの香里がコートの中に倒れていた。
「香里? どうしたの?
一人の女子が声をかけるが、反応はない。
「おい! 香里息してるか!?」
「当たり前でしょ淳! 寝てるだけるみたいに見えるけど……」
「寝てる?」
その言葉で先程の沙弥の言葉を思い出した。香里はツォーねに幽体を抜き取られている。
「あんのヤロォ……」
淳は想と健太にすぐにメールを送った。五人が集まったのは、まだ夜も浅い時だった。
「体育倉庫……」
「こぉ~んな所に隠れてたんだ藤馬くん」
突然電気をつけられ、竜也は眩しさに腕で光を遮る。しかしその腕を何者かに掴まれる。
「!!」
ようやく目覚めた竜也は改めて、今自分が置かれている状況を認識した。自分はアイツらに見つからないようにこの体育倉庫で寝ていた。が、アイツらに見つかり、水をかけたのもアイツらだった。
「そっかぁ、ココなら話にも見つからないな。藤馬くんあったまいー」
「な……なんのこと?」
じりじり近寄ってくる男達に竜也は突然体育倉庫の入り口に向かって走り出した。しかしその竜也に男達は掴みかかり、一人を倉庫の前に見張りつけ、扉を閉じる。
「おい淳っ、次体育だぞ」
「あ……悪ィ」
もうすでに着替え終えているクラスメイトに起こされ、淳は目を覚ました。自分も早く着替えなくてはいけないと思い、机に手をついて立ち上がろうとした。が、しかしいきなりガクッとその場に座り込んでしまった。
「何してんだ?」
自分でも信じられない事態に、淳は自分のおかしな足に触れる。
「あれ?」
おかしな感触に、淳は今度はつねってみる。しかし何の痛みさえも感じなかった。
「ウソ……」
「何やってんだよ淳」
「いや、何か立てねぇ」
仕方なく友達に手伝ってもらい校庭に移動した淳は、体育を見学することにした、ツォーネに傷つけられた両足は感覚がなく、歩くこともできなくなっていた。淳は足の感覚が戻るまで気長に待ち続けた。
「香里!!」
隣のコートでバスケをしていた女子の中から悲鳴染みた声が飛び出した。淳が目を向けると同じクラスの香里がコートの中に倒れていた。
「香里? どうしたの?
一人の女子が声をかけるが、反応はない。
「おい! 香里息してるか!?」
「当たり前でしょ淳! 寝てるだけるみたいに見えるけど……」
「寝てる?」
その言葉で先程の沙弥の言葉を思い出した。香里はツォーねに幽体を抜き取られている。
「あんのヤロォ……」
淳は想と健太にすぐにメールを送った。五人が集まったのは、まだ夜も浅い時だった。



