(プロローグ)
人には「向き不向き」が存在する。
それがもし〝恋愛〟だとしたら…?
◯第一章
女の子はみんな、キラキラしたものに執着とも言えるほどの憧れを持つ。
その根底にはいつも「誰かに愛されたい」という思いが眠っているのだろう。
漫画やプリンセスアニメは比較的観やすい。
現実でほとんどあり得ないとわかっているからこそ、
異常なまでのキラキラを遠慮なく発している。
一年前。
まっさらでまだ何も知らなかったころ。
高校二年生の美嘉は、
「自分にも本当に愛し合える人ができるだろう」
と信じて疑わなかった。
…あの頃に戻れたら。
ー高校二年生の春。
この頃の美嘉はよく〝彼氏が欲しい〟という言葉を口にしていた。それに見かねた旧友・優が「男友達紹介しようか」と提案する。
優は他校校に通う中学からの友達であった。
優の言うには、その少年はかなりの美貌だそうだ。
自分の容姿にそこそこ自信があった美嘉は俄然やる気になり、彼氏を作る準備をした。
優の上手い仲介もあり、美嘉はその少年と連絡を取ることになった。
少年の名前は佑司というらしい。
少しDMのやり取りをし、好きなものや普段の生活などについて話すうちにお互いのこともわかるようになった。
祐司は俗に言うサッカー少年で、お勉強は少し苦手らしい。彼女はしばらくいないということだった。
全て優の言うとおりにし、遂に会う約束まで果たした。このまま止まって欲しい、心変わりはしないで。
つねにときめきと不安で一杯だった。
ついに祐司と美嘉が会う日。
部活で忙しいそうでなかなか日取りが決まらなかったが、桜を見にいくことになった。
優のアドバイスで服装もシュミレーションも完璧にする。
リアクションはつねに あざとく、可愛く。
SNSでよくある〝モテテク〟やら〝沼らせる方法〟
やらを頭に入れる。
相手がイケメンのサッカー少年というのだから、
完璧に自分の性格に自信のない美嘉は
本当の自分を見せるより、動画の通り実践すれば上手くいくと思っていたのだ。
*・゜゚・*:.。..。.:*・
こんなに胸が高鳴るのはいつぶりだろう。遂に私にも彼氏が、と思うと緊張と高鳴りが止まらない。
人には「向き不向き」が存在する。
それがもし〝恋愛〟だとしたら…?
◯第一章
女の子はみんな、キラキラしたものに執着とも言えるほどの憧れを持つ。
その根底にはいつも「誰かに愛されたい」という思いが眠っているのだろう。
漫画やプリンセスアニメは比較的観やすい。
現実でほとんどあり得ないとわかっているからこそ、
異常なまでのキラキラを遠慮なく発している。
一年前。
まっさらでまだ何も知らなかったころ。
高校二年生の美嘉は、
「自分にも本当に愛し合える人ができるだろう」
と信じて疑わなかった。
…あの頃に戻れたら。
ー高校二年生の春。
この頃の美嘉はよく〝彼氏が欲しい〟という言葉を口にしていた。それに見かねた旧友・優が「男友達紹介しようか」と提案する。
優は他校校に通う中学からの友達であった。
優の言うには、その少年はかなりの美貌だそうだ。
自分の容姿にそこそこ自信があった美嘉は俄然やる気になり、彼氏を作る準備をした。
優の上手い仲介もあり、美嘉はその少年と連絡を取ることになった。
少年の名前は佑司というらしい。
少しDMのやり取りをし、好きなものや普段の生活などについて話すうちにお互いのこともわかるようになった。
祐司は俗に言うサッカー少年で、お勉強は少し苦手らしい。彼女はしばらくいないということだった。
全て優の言うとおりにし、遂に会う約束まで果たした。このまま止まって欲しい、心変わりはしないで。
つねにときめきと不安で一杯だった。
ついに祐司と美嘉が会う日。
部活で忙しいそうでなかなか日取りが決まらなかったが、桜を見にいくことになった。
優のアドバイスで服装もシュミレーションも完璧にする。
リアクションはつねに あざとく、可愛く。
SNSでよくある〝モテテク〟やら〝沼らせる方法〟
やらを頭に入れる。
相手がイケメンのサッカー少年というのだから、
完璧に自分の性格に自信のない美嘉は
本当の自分を見せるより、動画の通り実践すれば上手くいくと思っていたのだ。
*・゜゚・*:.。..。.:*・
こんなに胸が高鳴るのはいつぶりだろう。遂に私にも彼氏が、と思うと緊張と高鳴りが止まらない。
