スレチガイレッドスレッド

ゆりかは、全部見ていた。
教室での視線。廊下ですれ違う一瞬の空気。ゆうごの笑い方が、以前と違うこと。
「まだ、気にしてるんでしょ」
放課後、二人きりになったとき、ゆりかは言った。
「誰を?」
「決まってるじゃん」
ゆうごは答えなかった。
「ねえ」
ゆりかは一歩近づく。
「私だったら、ちゃんと隣にいられるよ」
その言葉は、優しさと同時に、棘を含んでいた。
その夜、ゆりかはメッセージを何度も書いては消した。
——このまま、終わりたくない。