スレチガイレッドスレッド

「でもさ」
りんたろうは、ゆうごを見る。
「お前が自分で立ったなら、
 それでいい」
ゆうごは、目を伏せた。
「正直、怖かった」

「知ってる
 親友だし」

その言葉に、ゆうごが小さく笑う。
「6月20日」
りんたろうは、あえて口にした。
「俺、あの日気づいてた」
一拍。
「誰かが悪者になってたこと」
ゆうごの喉が鳴る。
「……なんで言わなかった」
責めじゃない。
りんたろうは、肩をすくめた。
「言ったら、
 お前が全部抱え込むって分かってた」

「親友ってさ」
少し照れくさそうに続ける。
「何でも言う役じゃないと思うんだよね」