「一緒に帰ろ」
その一言を言うのに、三日かかった。
「今日、部活ある?」
「ある。ゆきのは?」
「委員会。終わったら連絡するね」
そんなやりとりが、少しずつ増えていった。
放課後の校門前。
「遅くなってごめん」
「全然」
並んで歩く。
「沈黙、気まずくない?」
「ちょっとだけ」
二人は同時に笑った。
でも、ゆきのは時々、黙り込む。
「どうした?」
「なんでもない」
「ほんと?」
「ほんとだってば」
六月に入ったある日、放課後の教室。
「話あるんだけど」
「うん」
「私たちさ……」
言葉が、続かなかった。
「ここまでにしよ」
「理由は?」
ゆきのは、首を振った。
その一言を言うのに、三日かかった。
「今日、部活ある?」
「ある。ゆきのは?」
「委員会。終わったら連絡するね」
そんなやりとりが、少しずつ増えていった。
放課後の校門前。
「遅くなってごめん」
「全然」
並んで歩く。
「沈黙、気まずくない?」
「ちょっとだけ」
二人は同時に笑った。
でも、ゆきのは時々、黙り込む。
「どうした?」
「なんでもない」
「ほんと?」
「ほんとだってば」
六月に入ったある日、放課後の教室。
「話あるんだけど」
「うん」
「私たちさ……」
言葉が、続かなかった。
「ここまでにしよ」
「理由は?」
ゆきのは、首を振った。
