ある動画生成AIについて

MAKIで~す!! 実は私、男でした~~~!
それじゃ、さよなら。
ピッ

 収録が終了した。立つ気力がなく、座り込んでしまった。本のなかのAiを起動させると、勝手に何か文章を作っていた。「男の告発文」という題名だ。
 バカな……「上司がスパイだった」なんてことはない。
 今回の依頼は、インフルエンサーであり会社員勤務の俺が、自社Aiを宣伝してみた、いわばプロモーションビデオだ。

 俺が、そんな会社の上司を真っ向否定するようなことを書くなんて――
 でも、肯定した覚えもない。

 俺は、何かアブナイものに関与してしまったのだろうか。

                            by Chat-Saron