先生は初心


「木ノ下天音です。よろしくお願いします。」

と言ってにっこり笑った。
やばいやばいやばい!え?その笑顔は反則だろ?待って普通に好きかもしれん。
私は天音先生を見つめた。かっこいいがすぎる。
そしたら、恵美が手を上げた。

「えーっと。恵美さんどうしましたか?」

「彼女はいますか?」

恵美はなんて質問をしているんだ。あの美貌なんだから彼女の1人や2人いるだろ。
するとみんなが「うちも気になるー!」と先生に教えてと言い始めた。

「いません。これでいいですか?」

「ありがとうございまーす」

え!?彼女いないの?どうしよう。本気で告ろうかな。
でもあの感じだからどうせ振られるだろうな。

「それはさておき、早速ですがいまから自己紹介してもらいたいと思います。」

「えー」

先生のお願いなんだから黙って聞かんかい!

「それじゃあ安藤恵美さんから」

「うち!?」

恵美がそう言って勢いよく立った

「えー。えっと安藤恵美でーす。好きなことは、うたを歌うこと、あとメイクぐらいでーす。誕生日はー10月10日でーす。」

「誰もお前の誕生日なんか祝わないからなー」

くすくすととうふが言った。

「うっさい!」

この光景を一定の人はニコニコしながら見てる。どうやらとうふは恵美のことが好きらしい。アオハルー。

「おい、そんなんじゃ安藤さんに嫌われるぜー周斗さんよー」

「もうあいつうちのこと嫌いだろ」

「そ、そうだよ!お前みたいな金髪ギャル好きじゃねぇしー。」

ゆでだこみたいに顔を赤くしていた。ほんとにわかりやすいやつ。

「はー!?ギャルやっててなにが悪いんだよ!?」

恵美ってば本当に気づいてなさそうだな。とうふこんな顔してんのに。
いつとうふは告るんだろうか。いつか恵美取られちゃうぞー。恵美は可愛いから、男子から結構人気だ。

「ほら、静かに。次の人ー」

どうしよう、なんて言おうかな。まだ少し時間あるし考えよ。
できたら先生に認知してほしいものだ。