先生は初心

私、学校が正直言って嫌いだ。
勉強なんてなにが楽しいんだろう。
唯一楽しいと言えるのは親友の恵美と遊ぶ時ぐらいだろう。
授業は聞いていないせいで大体順位は最下位。
別に気にはしてないけど。でも、そんな私にも新しい楽しみができた。それはあの人が来てからのこと。

一一
「恵美と今年はおんなじクラスで良かったー。担任誰だろ。正直誰でも良き」

「それな。担任とか誰でも良い。」

「そういえば新しい先生入ってくるらしいよ」

「まじか。燃えるな、イケメン希望でーす。」

「同じくー(笑)」

HRの時間に恵美と話していた。今日から高2か。流石に今年はいい成績取らないと母さんから怒られるな。

「うち今年は真面目に勉強しようかなー」

「うちも、母さんからくそ怒られたもん(笑)」

「仲間ー」

私は恵美と笑いながらハイタッチした。
私と恵美は中学生の頃からの親友。私が好きな漫画から始まって今もたまにその話をしてる。
すると、同クラのゆいゆいから声をかけられた。ゆいゆいと私はおんなじ名前だから私はゆいゆいと呼んでいる。

「ねぇ、2人とも!今度さ、またメイクしてくんない?この前のメイク彼氏から好評だったんだよねー!」

あぁ。そういえば彼氏とデートに行くからって言ってメイクしてやったっけ。

「全然いいぜー。あのメイクあんためっちゃ似合ってたもんな。」

「やっぱうちらの目は間違っていなかったかー。」

ありがとー。と言ってゆいゆいは自分の席に戻っていった。私たちはメイクが得意中の得意である。だからよくみんなからメイクのお願いがくる。

「おーいお前ら、全校集会始まるから廊下に並べー」

「はーい」

誰か忘れたけど先生が入ってきて言った。
みんながボソボソと文句を言いながら歩いている。

【体育館】
「進学おめでとう。」

これから校長の長話が始まるのか。めんど。
で、今年の先生は誰になるかなー?
誰でもいいけど。予想でもしよかな。
うーん、今回もおんなじルリちんもありえる。
でもなー…もういいや、わからん。足つら。
本当にこの時間は退屈である。ずっと立っているつらさの方が強いから暇つぶしすら真面目にできやしない。

【数十分後】
「やっと終わったかー!」

「つら」

「まじそれ」

「次担任かー」

「誰やろ」

そうみんなと話してたら同クラのとうふ(周斗)が

「みんなー教頭きたぜ」

と言った。

「お、来たか。誰だろなー」

私は机に頬杖をついて入ってきた教頭を眺めていた。

「えー。君たちの担任を紹介する。新しく入ってきた、天音くんだ。」

そう言って廊下の方を見た。
そしたらとんでもなく美形の男が入ってきた。
一気にクラス中が騒がしくなり、女子が
「え?かっこよくない?」
「わかるー。当たりかも」
と騒いでいる。
そんな中私は1人、目を見開いてその先生を凝視した。
やっば、イケメンすぎんか!?

すると、先生は自己紹介を始めた。