クラスにはとりたてて目立たないのにその人物を中心にした同心円が広がる瞬間がある。その人物とは誰なのか。授業をサボっても先生に注意されず悠然と戻っては級友に囲まれる人物がいる。それは誰なのか。どちらも僕のことだ。
かっこつけているわけではないけれど、僕は机に頬杖ついて窓の外を眺めることがある。そうやって退屈な時間をやり過ごす。授業や休憩時間、学校行事など僕はすべてを風景として見ている。僕はその風景の一部でもある。風景がただ流れていく。これまでも、この先も僕はずっと一人で風景のなかを歩いていくだろう。
風景と同化した僕を一気に現実世界へと引き込む存在が二人いる。
彼女らは自分たちの机に真っ直ぐ向かえばいいのに必ず僕の目の前を経由する。彼女らはほかですればいい友人との談笑を僕の隣の席でする。彼女らは僕が教室を出たドアの反対のドアから示し合わしたように出てくる。彼女らは僕の目の前で男子と会話をする。二人とも所属する女子グループは違う。でも、行動パターンは同じだ。嫌でも視線の先に彼女らがいる。
僕はなんとか風景と同化したいと思いながら、ずっとうつむいたままでいる。
かっこつけているわけではないけれど、僕は机に頬杖ついて窓の外を眺めることがある。そうやって退屈な時間をやり過ごす。授業や休憩時間、学校行事など僕はすべてを風景として見ている。僕はその風景の一部でもある。風景がただ流れていく。これまでも、この先も僕はずっと一人で風景のなかを歩いていくだろう。
風景と同化した僕を一気に現実世界へと引き込む存在が二人いる。
彼女らは自分たちの机に真っ直ぐ向かえばいいのに必ず僕の目の前を経由する。彼女らはほかですればいい友人との談笑を僕の隣の席でする。彼女らは僕が教室を出たドアの反対のドアから示し合わしたように出てくる。彼女らは僕の目の前で男子と会話をする。二人とも所属する女子グループは違う。でも、行動パターンは同じだ。嫌でも視線の先に彼女らがいる。
僕はなんとか風景と同化したいと思いながら、ずっとうつむいたままでいる。



