◼️◼️◼️にまつわる物語


 @しょり-haw

 有権者の戯言さん、私もこの求人見たことがあります。というか何回か応募して、勤務しました。
 問題の添付データですが、毎回違うものでした。ナナシさんの動画で説明されているのと一緒で、業務で使うことはなかったんですけど、データが毎回違うから目を通さなければいけないのが面倒だった記憶があります。内容は小説だったり、手紙だったりいろいろ。小説は商業出版されたものじゃない、明らかな手作りのものでした。で、いま振り返ると気になることがあるんです。
 このデータ、全部『村』に関するものなんです。就業のたびにちゃんとデータを確認してたんですけど、全部、どこかの『村』での様子が描かれているんです。
 SNSのスクリーンショットは『村』の神さまの話だったし、有権者の戯言さんのデータは『村』でお墨さんという人に会いに行く話でしたよね。この『村』が全部同じ『村』なのかわからないですけど、データの出元はいち企業なんだし、特定の『村』の話をしているのかなとは思います。でもなんでこんなものを読ませたかったのかわかりません。この企業は『村』の関係者なのでしょうか……。
 私は添付データを保管してなかったんですけど、ひとつだけダウンロードフォルダに残っていたものがあったので、あとで載せますね。これは短いやつで、メモ帳をスキャンした感じでした。これも『村』に関わるものです。なにかのルールみたいな……?

 いま思うと、この求人って仕事なんてどうでもよくて、『添付データを多くの人に見てもらうこと』がゴールだったんじゃないかって思います。

 だって、業務内容があまりにも簡単だったから。たった一時間、紙データの顧客情報をパソコンに打ち込むだけ。ノルマもなし。わざわざ一時間ごとに区切らなくても、五時間くらい同じ人に働かせて一気に終わらせたらいいのに、短時間で設定していた。それって、多くのクルーにいろんな種類の添付データを見てもらうことが目的だったんじゃないかって……。
 でも理由はわかりません。村の普及活動なのかな? 有権者の戯言さんのデータ内でも「村のことを広めて仲間を増やしたい」ってセリフが出てくるし、私のデータにもそれっぽい文章があります。
 まあ、こんなデータを見たからって魅力は感じないから、意味ないと思うんですけど。なんなんでしょうね。