「鈴原は私の部下まで奪い、平和を光天と築く気か。そうはさせん。」
友也は立ち上がった。
「光天よ。お前の夢はいずれ消える。だが私はそうはさせん。お前の作戦を崩し、お前をこの友也の理想の蒼天乃計画に引きずりだしてやる。ははは。」
「はい。友也さま。友也様私たちも学校に戻ります。」
「ああ。鈴の抹殺計画を中本と共に明日実行せよ。ただし慎重に。」
「はい。」
島原、松藻は学校の教室に戻った。一方、光天は友也の動きに気付いていた。
「王様に申し上げます。友也が新たな計画を企てています。」
「そうか。友也が。軍の動きはどうだい?」
精森は言った。
「軍はまだ動いていませんが…中本隊が動いています。」
「そうか。彼女たちは学生だ。だが油断はできぬ。一ついい考えがある。五月を呼び戻せ。非常事態と伝えよ。それと望田にもここに来るようにと伝えてくれ、真樹も緊急だと。」
「はい。では行ってまいります。」
「頼んだよ。精森。」
「はー」
精森は中央国境に向かった。
光天は思った。心の中で。
「友也よ。なぜ平和を願うのは同じなのになぜ戦う。お前は俺と同じ夢を見ているはずだ。あの蒼天乃王になり、民を守る夢を。そうだろう友也…
続く
蒼天乃意思を継ぐもの
あらすじ
青龍国の国王、斎藤友也は光天国の光天王と友であった。
互いに蒼天乃世界を築く夢を描いていた。しかし、互いの理想はあるきっかけにより崩れた。友也はもう一度彼とのあの頃の夢をかなえるために前と踏み出すことを決意し、光天国に立ち向かう。しかし、光天国の二代目王後継者、浩之の魔術によりかつての友光天王が転生されてしまい、友也の夢は遥か彼方へと消え去っていった。
追い詰められた友也は新たな騎士団を手配し、光天国に戦いに挑む。だが光天の娘「鈴」、その仲間たちに攻撃を受け、友也の心は折れていった。一方、転生した光天王は友也との夢の約束をかなえるため友也を救いだそうとするが。…
果たして友也と光天乃蒼天乃王の夢は!
運命の幕が開かれる。
【蒼天乃意思を継ぐもの】
精森は五月のいる中央国の大学に到着していた。
「五月様。ご無沙汰しております。光天国王の側近の精森でございます。」
「久しぶり。精森。お城の状況は?鈴は元気?お父様がなくなってそんなにたたないはずよ。いまの国王は浩之という青年かしら?王妃は鈴のはずよ。」
精森は言った。
「五月様。お城は無事です。友也の襲撃が鈴様の学校でありましたが鈴さまが幼馴染、友達、先生と力合わせ、襲撃を防ぎました。お城も我々が友也の軍、グリア軍の襲撃を防いだのでご無事です。それと光天様は生き返られました。」
五月は尋ねた。
「城と学校が無事なのはよかった。鈴ちゃんも…。だけどなぜお父様が生き返ったの?
まさか浩之という青年が生きかえしたわけ?」
「はい。」
「どうして?」
精森は言った。
「自分は未熟だから王になれない…鈴をそばで守れない。と悟ったそうです。」
五月は言った。
「そう。学生だから無理もないわ。状況は分かったわ。それで精森私に何の用?」
精森は言った。
「国王様が至急戻るように。と…まもなく戦争が近いようです。青龍国が光天国を滅ぼし、自分の領土を作ろうと企んでいるそうです。兵も増え続けています。いまの我が国の兵士は向こうより数が足りません。一刻も早く戻るようにと王様が言っていました。」
「わかったわ。じゃあ行きましょう。いよいよ私のはじめての戦争が始まるのね。精森。私がこの大学に来た理由知っている?」
五月は精森に聞いた。
「いいえ。存じていません。福祉を学ぶためですか?」
五月は言った。
「あっている。けどそれだけじゃない。私は鈴やお父様、そして民を助けるためにこの大学に入り、修行しているの。もう十分修行したわ。私この日を待っていたの。」
「そうでしたか。ようやくですか…では参りましょう。光天国へ。」
「はい。」
五月は精森兵と光天国へ帰還した。一方、望田は光天中区東河原の調査に出向いていた。
「あれは…斎藤国の軍。しかも三千万人。前みたときより増えている。グリア軍の後ろに別の軍がいる。あれは鉄砲隊、弓部隊、槍部隊。うちの軍じゃ不利だ。」
彼はさらにあたりを見渡した。だが彼が見た軍以外別の軍がいた。
それは魔術舞台だった。
「魔術もいるのか…王様に知らせなければ。」
望田は光天城に戻った。その時、声がした。
「望田様。お待ちください。私もいま帰還しました。」
振り返ると精森と少女がたっていた。
「精森か。久しぶり。俺もいま調査から戻ったところだ。そちらは?」
望田は尋ねた。精森は答えた。
「こちらは光天五月様です。鈴様のお姉さまです。彼女は王様からご帰還命令が出たためこちらに帰還されたのです。
「そうでしたか。はじめまして俺は鈴の幼馴染の望田です。よろしくお願いします。」
「よろしく。あなたたちが鈴を守ってくれているの?ありがとう。」
「いえ。ではまいりましょう。」
「はい。」
精森と五月たちは光天国に帰還した。
「精森。ただいま戻りました。」
「よく戻った。福崎には異常はなかったか?」
光天は尋ねた。
「はい。」
「それはよかった。五月。こちらにおいで。」
「はい。」
五月は父のもとに行った。光天は五月の手を握った。
「お父様…転生されたのですね。生きていてくれてありがとうございます。私は嬉しいです。」
五月は涙を流した。
「五月…心配かけてすまない。もう大丈夫だ。これからは共に戦おう。」
「はい。お父様。」
「…」
光天は頷いた。
精森は言った。
「王様。これで青龍国を倒し、蒼天国が築けますね。」
光天は言った。
「いや。俺だけで築くのではない。友也と共に蒼天国を作るのだ。彼の力はとても強い竜の力を持っている。蒼天がつくれる力を。私の力と合わせれば作れるはずだ。」
「確かに作れます。しかし、今の彼は魔術もなんでも操れる王です。どうやって救う気ですか?」
「そのために五月と望田を呼んだのだ。望田騎士よ。奴らの状況を詳しく説明せよ。」
「はい。前回の戦争以来弓部隊、鉄砲隊、魔法媚態、王館部隊を加わり、六千万人の兵を率いています。」
「友也は?」
「姿はありませんがお城にいるのは間違いないかと。」
「うちの兵は七六千万人。ちょうど足りるな。五月、望田、精森いまこそ我が一族の力を見せ、友也を孤独から救うぞ。蒼天乃意思のために兵を引け。」
「はい。」
「望田、五月は明後日の戦争のことを学校にも伝えるように。仲間にも。」
「はい。」
望田、五月は鈴たちに伝えるため吉岡たちのもとにむかった。一方、友也は光天乃動きに気付いていた。
「……光天、私を倒し、蒼天国を作る気か。そうはさせん。」
バン
「グリアはいるか。」
「はい。お呼びでしょうか?王様。」
「明日学校ないで鈴を抹殺し、光天をおびき寄せる。そして光天を殺し、光天国を王妃事いただく。そして明後日に光天軍を滅ぼし、蒼天をいただく。兵のしたくを速やかに準備せよ。出発は明朝だ。」
「はー」
「光天。待っていろ。貴様の命をこの友也がもらいうけよう。ははは!」
一方、五月たちは鈴の学校に到着した。
「鈴ちゃん。ただいま。」
「お姉ちゃん。どうしたの?」
「ちょっと用事があるから帰ってきたの。お父様の用事で。」
「そう。それで要件はなに?お姉ちゃん。」
五月は言った。
「明後日この地区で戦争が始まるのよ。青龍国がこちらに攻め込んで来ている。おそらく明日の明朝。軍の討伐は明後日になるわ。私もでる。」
「お姉ちゃんもでるの?」
「そうよ。鈴ちゃんは危ないから非難しなさい。私が守るから戦わなくていいわ。」
「ありがとう。で私は逃げない。戦う。」
「どうして?呪詛をかけられているのよ。」
五月は心配した顔で言った。
「お姉ちゃん心配してくれてありがとう。私は大丈夫。あの頃の私と違うから。それに仲間がいる。」
「鈴…」
「わかったわ。あなたを信じる。だけど無茶はしないでね。」
「うん。」
志緒は立ち上がり加奈恵たちのそばに行った。
「鈴…加奈恵。ちょっといい?」
「どうしたの?志緒。」
鈴は尋ねた。
「私も戦う。あなたたちに守られている私じゃない。私はあの時、怖くて戦えなかったからやられた。けどあの時の私じゃない。私のこの魔法で奴らの魔力を打ち砕く。」
「私も。私も魔法を持っている。あの時は恐怖でできなかった。けど私も。このクラスの女子はみんな戦えるわ。私だけじゃない!お願い。」
「私たちも。」
「みんな。」
鈴の頬から嬉しい涙が零れ落ちた。
加奈恵は言った。
「鈴。みんなで戦おう。私もサポートする。これはあなただけの問題じゃない。みんなの戦い。それに鈴は一人じゃないわ。私と鈴は友達でしょう。ここのみんなも。」
「そうね。加奈恵。ありがとう。お姉ちゃん。このクラスの皆と一緒に戦ってもいい?」
五月は言った。
「いいわよ。でもみんな無茶はしないでね。」
「はい。」
「お姉ちゃん。私みんなと一緒にこの光天国を守る。そして蒼天乃王になる夢を作るために。」
五月は頷いた。
「先生も参加する。」
「邨瀬先生。」
「君たちは俺の生徒だ。そして五月も俺の教え子だ。先生が皆のサポートをする。君らが安心して卒業できるように。」
「先生。ありがとう。」
先生はうなずいた。
「さあ行こう。皆。明日。この世を作るために。作戦指揮は五月がとる。お姉ちゃん。お願い。」
「了解。皆。作戦会議するわよ。集まって。」
私たちは五月の前に集まった。
「第一の作戦について説明する。私たちが集合する場所はこの学校よ。八時半ごろこの学校に生徒が集まる。一年七組の生徒は二年生、三年生の生徒を安全な場所に避難させる。一年のクラスの生徒も。私たちのクラスを除いて。避難場所は体育館よ。誘導は浦上先生に頼む予定よ。邨瀬先生。浦上先生に生徒を体育館に避難誘導させるの。浦上先生にお願いしていただけないでしょうか?」
「わかった。」
「ありがとうございます。みんなの誘導が完了したら学校全体に結界を張る。念のため結界を学校内も春予定。その担当を魔法が使える人に任せたい。誰か結界を張れる人はいない?」
知恵は言った。
「私が張ります。私は攻撃術と結界術を待っていますので。」
「わかったわ。あなたに任せるわ。名前は?」
五月は彼女に名前を聞いた。
「光天魔法術部隊所属の喜村千鶴と申します。」
「あなた魔法部隊の新入り。よろしく。」
望田は言った。
「俺も魔術を待っているからこいつのサポートさせてもらいます。」
「わかったわ。望田君。二人とも明日七時半にこのクラスに集合ね。八時半に光天の魔法部隊が来るから。彼らと共に北からくる青龍国の魔法部隊を襲撃するわよ。そして、鈴と加奈恵は鈴原先生と共に学校の外で待機。おそらく昨日戦った。中本、松茂が攻撃してくるわ。それを食い止めて。私と邨瀬先生が弓部隊を食い止める。先生。お願いします。光天の弓部隊は後ほど到着するわ。作戦は以上よ。この作戦を成功させ平和な学園生活をするわよ。」
「はい。」
一方、浩之、拓也たちは光天国に集まった。
「久しぶり、中学以来だな。拓也。浩之。」
「ああ。久しぶり。吉岡。学校はどうだ?」
浩之は尋ねた。
「楽しいよ。だが戦場で交通不便になった。」
「俺も同じ気持ちだ。早くこの戦争を終わらせないと。」
拓也は浮かない顔をした。
「そうだな。だがそのためには青龍国を止めないといけない。すまないが二人とも力を貸してくれないか?」
浩之は二人の方に触れて言った。
吉岡たちは頷いた。
「ありがとう。さっそくだが光天から連絡がきた。明日青龍国が再びこの光天国を襲撃する。俺たちはそれを食い止めなきゃいけない。鈴たちは学校で魔法部隊、弓部隊を撃つ作戦にでている。先生もいるし、鈴の姉、五月も来ているから心配ない。俺たちが食い止めなきゃいけないのは王冠部隊、鉄砲隊を食い止めることだ。王冠部隊、鉄砲隊を吉岡と俺でしとめる。拓也にはバックアップを頼みたい。指揮官は俺がとる。光天は暗殺部隊を撃破しに行くそうだ。作戦は以上だ。二人ともお願いできるか?」
吉岡は言った。
「だいたいわかった。お前の作戦にのろう。共に平和のために戦おう。」
「ああ。」
拓也は言った。
「闇部隊は最近だよな。できたの?望田からなんか情報聞いてないか?」
「いやあいつの情報にはなかった。俺は風のうわさで聞いたかぎりだと今回初部隊と聞いている。いづれにしても倒さなきゃいけない連中だ。おそらく裏組織だ。」
「じゃあ倒さなきゃいけないな。浩之、拓也。」
拓也は頷いた。浩之は剣を抜き、空にあげ、叫んだ。
「さあ行こう。吉岡、拓也!奴らを倒し、友也を闇から救い、光天と友也の夢を作るぞ!」
「おう。」
翌日、戦争が始まった。それは青空と雲があり、晴天の天気の日であった。すべての部隊が動き出した。さあ我々の未来は。蒼天の先は。
「わー」
運命の幕が開けようとしていた。
【殺戮の青龍】
あらすじ
高校に入学した鈴は、加奈恵という少女と出会い、友達になる。鈴はかたちだけの王妃になり、浩之はかたちだけの王になった。だがそれは浩之にとって苦痛であった。一方、友也は光天が死んだことにより理想の蒼天乃世を築こうとした。
浩之はそれに気付き、光天を復活させた。それに築いた友也は再び、光天を恐れ、光天国、鈴のいる学校に襲撃をかけるが、鈴と浩之たちにより学校の襲撃は防がれた。一方、グリア軍と精森軍が激突した。
激しい戦闘になるが精森の圧倒的な力により戦乱は抑えこまれた。
一方、光天は友也と一騎打ちの戦いになるが光天の新たな力により友也は精神を追い込まれる、だが友也はこれで終わる男ではなかった。
二人の戦いは再び始まろうとしていた。
【殺戮の青龍】
月日が流れた四月二十六日、鈴たちは高校三年生になったある日、光天、友也の戦乱が始まった。
青龍国の軍は東の方から奇襲をしかけた。青龍軍を率いるグリアは兵を率い、光天軍に襲い掛かった。
「光天軍よ。貴様らはここで朽ち果てる。我らの軍によりな!いく!お前ら。友也様のために。はー」
「はい!グリア様!いくぞ。天軍滅ぼすぞ!はー」
グリアが率いる軍は光天軍に向かい、馬を走らせた。
「王さま。申し上げます。グリア軍が光天国に向かって攻め込んで来ています。東の方から数は二千万人を超えています。望田がつかんだ情報よりかなり増やしたみたいです。いかがいたしましょう。ものすごい勢いでこちらに進軍しています。」
精森は光天に尋ねた。光天は言った。
「精森!軍を出陣させよ。指揮官はお前に任せる。グリア軍を滅ぼし、光天を救うのだ。」
「承知しました。王様はどうされますか?」
「私は槍軍を率いて友也のいる青龍家を攻め込む。王冠部隊はそなたに任せる。頼んだよ。」
「はい。光天様。では行ってまいります。」
光天は頷いた。王冠部隊を精森は光天城を出発し、東に向かった。一方、東から進軍を仕掛けたグリア軍はその動きに気付いていた。
「グリア様!」
「どうした兵ども。」
グリアは兵士に尋ねた。
「あの光はいったいなんでしょうか?ものすごい数でこちらに向かってきています。方角は二誌です。」
「西だと!」
グリアは双眼鏡で南の方角を見渡した。
彼は驚いた。
南の方角からグリア軍が攻めてきていたからだ。
「光天国。こちらの動きに気付き、動き出したか。ならこちらも仕掛けようではないか。兵ども。南の方から光天軍が進軍してきている。指揮官は精森だ。いまこそ打ち砕くぞ!」
「はー」
グリア軍は南の方角から進軍してきている光天軍に襲いかかった。
「かかれ!」
「わー」
「怯んではならん。グリア軍を破壊せよ。はー」
「はい。精森様!いくぞ。はー」
グリア軍と光天軍の激しい戦い繰り広げられた。
「精森、また貴様か。今度こそ貴様を殺し、蒼天乃王を手に入れてやる。くらえ。烈風の彼方。霊威破壊ソード。霧酒闇の炎よ。ファイアーソード」
炎の剣が精森に襲い掛かった。
「そうはさせない。この命は貴様に渡さない。蒼天乃世界は貴様に渡さない。食らえ!精也の光をオブジェクトライト!」
精森、グリアの一騎打ちの戦いが始まった。一方、西では斎藤友也が槍豚愛、魔力部隊、鉄砲隊、大砲部隊、弓部隊を率いて北にある明光貴族高等学校に奇襲を仕掛けようとしていた。明光貴族高等学校に奇襲に備えていた鈴たちは」その動きに気付いていた。
「皆。急いで。体育館に避難してください。敵がこちらに迫っています。」
「急いでください。」
浦上先生と志緒は在学生をすべて避難させた。
「鈴。加奈恵。体育館にみんなを避難させたわ。」
「ありがとう。じゃあ結界をお願い。」
「うん。」
志緒は術を唱えた。
「いにしえの魔法よ。この学校すべての建物に結界を張り、命を守りたまえ。エンジェルレイト!」
バン
建物すべてに結界が張られた。
「結界。完了。」
「ありがとう。私たちは東館で迎え撃つわ。加奈恵行こう。兵士どもも私たちについてきて。」
「はい。」
加奈恵は頷いた。
「邨瀬先生と鈴原先生は志緒たちとともにここを守ってください。」
「わかった。」
「望田君と五月も正門をお願い。」
望田と五月は頷いた。
私たちは奇襲に備え待機していた。その時、大きな音がした。
バンバン
「あの音は何?」
鈴は剣を握りしめ、窓を除いた。その時、声がした。
「鈴様。窓を覗いてはいけません。敵が鈴様を狙っていますので。」
鈴は振り返ると一人の兵士が立っていた。
「あなたは?」
兵士は言った。
「私はあなたに仕える学生兵隊長の八森と申します。はじめまして。今日からあなた様をお守りする兵としてここに任命を受けました。」
「そうだったの。よろしくお願いします。さっきは止めてくれてありがとう。」
「いえ。あなた様をお守りするのが私の役目なので。」
鈴は頷いた。
加奈恵は尋ねた。
「八森側近兵ね。戦乱の現状を説明して。」
「はい。現在、斎藤友也が率いる部隊がこちらの学校に進軍しました。さいわい学校には結界をはっているため危害はありませんが、いつまで持つかわかりません。侵入はグランドです。鈴様ご決断を。」
「戦闘開始!」
「はー。」
鈴は兵士と仲間に指示した。
「兵ども。校門へ!加奈恵はここで槍部隊をうって。」
「了解!」
鈴たちと友也軍の戦いが始まった。
友也は槍と剣を握りしめ、馬に乗り、兵士と共に走り出した。
「我は蒼天乃王になる青龍家の王斎藤友也だ。光天いまこそ貴様を兵士と娘と共に葬ってやる。兵士ども光天の兵士、娘を破壊せよ。いくぞ!光天。皆俺に続け。かかれー」
「わー」
友也は兵を率いて鈴たちに襲い掛かってきた。
鈴は剣を抜いた。
「八森。私のサポートをお願い。」
「はい。鈴様!」
「皆!いくわよ!」
「はー」
バン
鈴は光天国王専属部隊を率いて、友也の兵と戦乱になった。
「我は青龍家専属隊長リードクラインだ。貴様が娘か。貴様には用はない。私が戦いたい相手は八森だ。貴様にはここで死んでもらおう。鈴!食らえ。破邪の闇。クラインソードダーク!」
闇の剣の力が鈴に襲い掛かった。
「あいにく私は死ぬわけにはいかない。あなたを倒し、父の夢を叶えるために。いにしえの剣よ。この私に力を貸したまえ。光の波動を。ライトエーリア!」
友也は立ち上がった。
「光天よ。お前の夢はいずれ消える。だが私はそうはさせん。お前の作戦を崩し、お前をこの友也の理想の蒼天乃計画に引きずりだしてやる。ははは。」
「はい。友也さま。友也様私たちも学校に戻ります。」
「ああ。鈴の抹殺計画を中本と共に明日実行せよ。ただし慎重に。」
「はい。」
島原、松藻は学校の教室に戻った。一方、光天は友也の動きに気付いていた。
「王様に申し上げます。友也が新たな計画を企てています。」
「そうか。友也が。軍の動きはどうだい?」
精森は言った。
「軍はまだ動いていませんが…中本隊が動いています。」
「そうか。彼女たちは学生だ。だが油断はできぬ。一ついい考えがある。五月を呼び戻せ。非常事態と伝えよ。それと望田にもここに来るようにと伝えてくれ、真樹も緊急だと。」
「はい。では行ってまいります。」
「頼んだよ。精森。」
「はー」
精森は中央国境に向かった。
光天は思った。心の中で。
「友也よ。なぜ平和を願うのは同じなのになぜ戦う。お前は俺と同じ夢を見ているはずだ。あの蒼天乃王になり、民を守る夢を。そうだろう友也…
続く
蒼天乃意思を継ぐもの
あらすじ
青龍国の国王、斎藤友也は光天国の光天王と友であった。
互いに蒼天乃世界を築く夢を描いていた。しかし、互いの理想はあるきっかけにより崩れた。友也はもう一度彼とのあの頃の夢をかなえるために前と踏み出すことを決意し、光天国に立ち向かう。しかし、光天国の二代目王後継者、浩之の魔術によりかつての友光天王が転生されてしまい、友也の夢は遥か彼方へと消え去っていった。
追い詰められた友也は新たな騎士団を手配し、光天国に戦いに挑む。だが光天の娘「鈴」、その仲間たちに攻撃を受け、友也の心は折れていった。一方、転生した光天王は友也との夢の約束をかなえるため友也を救いだそうとするが。…
果たして友也と光天乃蒼天乃王の夢は!
運命の幕が開かれる。
【蒼天乃意思を継ぐもの】
精森は五月のいる中央国の大学に到着していた。
「五月様。ご無沙汰しております。光天国王の側近の精森でございます。」
「久しぶり。精森。お城の状況は?鈴は元気?お父様がなくなってそんなにたたないはずよ。いまの国王は浩之という青年かしら?王妃は鈴のはずよ。」
精森は言った。
「五月様。お城は無事です。友也の襲撃が鈴様の学校でありましたが鈴さまが幼馴染、友達、先生と力合わせ、襲撃を防ぎました。お城も我々が友也の軍、グリア軍の襲撃を防いだのでご無事です。それと光天様は生き返られました。」
五月は尋ねた。
「城と学校が無事なのはよかった。鈴ちゃんも…。だけどなぜお父様が生き返ったの?
まさか浩之という青年が生きかえしたわけ?」
「はい。」
「どうして?」
精森は言った。
「自分は未熟だから王になれない…鈴をそばで守れない。と悟ったそうです。」
五月は言った。
「そう。学生だから無理もないわ。状況は分かったわ。それで精森私に何の用?」
精森は言った。
「国王様が至急戻るように。と…まもなく戦争が近いようです。青龍国が光天国を滅ぼし、自分の領土を作ろうと企んでいるそうです。兵も増え続けています。いまの我が国の兵士は向こうより数が足りません。一刻も早く戻るようにと王様が言っていました。」
「わかったわ。じゃあ行きましょう。いよいよ私のはじめての戦争が始まるのね。精森。私がこの大学に来た理由知っている?」
五月は精森に聞いた。
「いいえ。存じていません。福祉を学ぶためですか?」
五月は言った。
「あっている。けどそれだけじゃない。私は鈴やお父様、そして民を助けるためにこの大学に入り、修行しているの。もう十分修行したわ。私この日を待っていたの。」
「そうでしたか。ようやくですか…では参りましょう。光天国へ。」
「はい。」
五月は精森兵と光天国へ帰還した。一方、望田は光天中区東河原の調査に出向いていた。
「あれは…斎藤国の軍。しかも三千万人。前みたときより増えている。グリア軍の後ろに別の軍がいる。あれは鉄砲隊、弓部隊、槍部隊。うちの軍じゃ不利だ。」
彼はさらにあたりを見渡した。だが彼が見た軍以外別の軍がいた。
それは魔術舞台だった。
「魔術もいるのか…王様に知らせなければ。」
望田は光天城に戻った。その時、声がした。
「望田様。お待ちください。私もいま帰還しました。」
振り返ると精森と少女がたっていた。
「精森か。久しぶり。俺もいま調査から戻ったところだ。そちらは?」
望田は尋ねた。精森は答えた。
「こちらは光天五月様です。鈴様のお姉さまです。彼女は王様からご帰還命令が出たためこちらに帰還されたのです。
「そうでしたか。はじめまして俺は鈴の幼馴染の望田です。よろしくお願いします。」
「よろしく。あなたたちが鈴を守ってくれているの?ありがとう。」
「いえ。ではまいりましょう。」
「はい。」
精森と五月たちは光天国に帰還した。
「精森。ただいま戻りました。」
「よく戻った。福崎には異常はなかったか?」
光天は尋ねた。
「はい。」
「それはよかった。五月。こちらにおいで。」
「はい。」
五月は父のもとに行った。光天は五月の手を握った。
「お父様…転生されたのですね。生きていてくれてありがとうございます。私は嬉しいです。」
五月は涙を流した。
「五月…心配かけてすまない。もう大丈夫だ。これからは共に戦おう。」
「はい。お父様。」
「…」
光天は頷いた。
精森は言った。
「王様。これで青龍国を倒し、蒼天国が築けますね。」
光天は言った。
「いや。俺だけで築くのではない。友也と共に蒼天国を作るのだ。彼の力はとても強い竜の力を持っている。蒼天がつくれる力を。私の力と合わせれば作れるはずだ。」
「確かに作れます。しかし、今の彼は魔術もなんでも操れる王です。どうやって救う気ですか?」
「そのために五月と望田を呼んだのだ。望田騎士よ。奴らの状況を詳しく説明せよ。」
「はい。前回の戦争以来弓部隊、鉄砲隊、魔法媚態、王館部隊を加わり、六千万人の兵を率いています。」
「友也は?」
「姿はありませんがお城にいるのは間違いないかと。」
「うちの兵は七六千万人。ちょうど足りるな。五月、望田、精森いまこそ我が一族の力を見せ、友也を孤独から救うぞ。蒼天乃意思のために兵を引け。」
「はい。」
「望田、五月は明後日の戦争のことを学校にも伝えるように。仲間にも。」
「はい。」
望田、五月は鈴たちに伝えるため吉岡たちのもとにむかった。一方、友也は光天乃動きに気付いていた。
「……光天、私を倒し、蒼天国を作る気か。そうはさせん。」
バン
「グリアはいるか。」
「はい。お呼びでしょうか?王様。」
「明日学校ないで鈴を抹殺し、光天をおびき寄せる。そして光天を殺し、光天国を王妃事いただく。そして明後日に光天軍を滅ぼし、蒼天をいただく。兵のしたくを速やかに準備せよ。出発は明朝だ。」
「はー」
「光天。待っていろ。貴様の命をこの友也がもらいうけよう。ははは!」
一方、五月たちは鈴の学校に到着した。
「鈴ちゃん。ただいま。」
「お姉ちゃん。どうしたの?」
「ちょっと用事があるから帰ってきたの。お父様の用事で。」
「そう。それで要件はなに?お姉ちゃん。」
五月は言った。
「明後日この地区で戦争が始まるのよ。青龍国がこちらに攻め込んで来ている。おそらく明日の明朝。軍の討伐は明後日になるわ。私もでる。」
「お姉ちゃんもでるの?」
「そうよ。鈴ちゃんは危ないから非難しなさい。私が守るから戦わなくていいわ。」
「ありがとう。で私は逃げない。戦う。」
「どうして?呪詛をかけられているのよ。」
五月は心配した顔で言った。
「お姉ちゃん心配してくれてありがとう。私は大丈夫。あの頃の私と違うから。それに仲間がいる。」
「鈴…」
「わかったわ。あなたを信じる。だけど無茶はしないでね。」
「うん。」
志緒は立ち上がり加奈恵たちのそばに行った。
「鈴…加奈恵。ちょっといい?」
「どうしたの?志緒。」
鈴は尋ねた。
「私も戦う。あなたたちに守られている私じゃない。私はあの時、怖くて戦えなかったからやられた。けどあの時の私じゃない。私のこの魔法で奴らの魔力を打ち砕く。」
「私も。私も魔法を持っている。あの時は恐怖でできなかった。けど私も。このクラスの女子はみんな戦えるわ。私だけじゃない!お願い。」
「私たちも。」
「みんな。」
鈴の頬から嬉しい涙が零れ落ちた。
加奈恵は言った。
「鈴。みんなで戦おう。私もサポートする。これはあなただけの問題じゃない。みんなの戦い。それに鈴は一人じゃないわ。私と鈴は友達でしょう。ここのみんなも。」
「そうね。加奈恵。ありがとう。お姉ちゃん。このクラスの皆と一緒に戦ってもいい?」
五月は言った。
「いいわよ。でもみんな無茶はしないでね。」
「はい。」
「お姉ちゃん。私みんなと一緒にこの光天国を守る。そして蒼天乃王になる夢を作るために。」
五月は頷いた。
「先生も参加する。」
「邨瀬先生。」
「君たちは俺の生徒だ。そして五月も俺の教え子だ。先生が皆のサポートをする。君らが安心して卒業できるように。」
「先生。ありがとう。」
先生はうなずいた。
「さあ行こう。皆。明日。この世を作るために。作戦指揮は五月がとる。お姉ちゃん。お願い。」
「了解。皆。作戦会議するわよ。集まって。」
私たちは五月の前に集まった。
「第一の作戦について説明する。私たちが集合する場所はこの学校よ。八時半ごろこの学校に生徒が集まる。一年七組の生徒は二年生、三年生の生徒を安全な場所に避難させる。一年のクラスの生徒も。私たちのクラスを除いて。避難場所は体育館よ。誘導は浦上先生に頼む予定よ。邨瀬先生。浦上先生に生徒を体育館に避難誘導させるの。浦上先生にお願いしていただけないでしょうか?」
「わかった。」
「ありがとうございます。みんなの誘導が完了したら学校全体に結界を張る。念のため結界を学校内も春予定。その担当を魔法が使える人に任せたい。誰か結界を張れる人はいない?」
知恵は言った。
「私が張ります。私は攻撃術と結界術を待っていますので。」
「わかったわ。あなたに任せるわ。名前は?」
五月は彼女に名前を聞いた。
「光天魔法術部隊所属の喜村千鶴と申します。」
「あなた魔法部隊の新入り。よろしく。」
望田は言った。
「俺も魔術を待っているからこいつのサポートさせてもらいます。」
「わかったわ。望田君。二人とも明日七時半にこのクラスに集合ね。八時半に光天の魔法部隊が来るから。彼らと共に北からくる青龍国の魔法部隊を襲撃するわよ。そして、鈴と加奈恵は鈴原先生と共に学校の外で待機。おそらく昨日戦った。中本、松茂が攻撃してくるわ。それを食い止めて。私と邨瀬先生が弓部隊を食い止める。先生。お願いします。光天の弓部隊は後ほど到着するわ。作戦は以上よ。この作戦を成功させ平和な学園生活をするわよ。」
「はい。」
一方、浩之、拓也たちは光天国に集まった。
「久しぶり、中学以来だな。拓也。浩之。」
「ああ。久しぶり。吉岡。学校はどうだ?」
浩之は尋ねた。
「楽しいよ。だが戦場で交通不便になった。」
「俺も同じ気持ちだ。早くこの戦争を終わらせないと。」
拓也は浮かない顔をした。
「そうだな。だがそのためには青龍国を止めないといけない。すまないが二人とも力を貸してくれないか?」
浩之は二人の方に触れて言った。
吉岡たちは頷いた。
「ありがとう。さっそくだが光天から連絡がきた。明日青龍国が再びこの光天国を襲撃する。俺たちはそれを食い止めなきゃいけない。鈴たちは学校で魔法部隊、弓部隊を撃つ作戦にでている。先生もいるし、鈴の姉、五月も来ているから心配ない。俺たちが食い止めなきゃいけないのは王冠部隊、鉄砲隊を食い止めることだ。王冠部隊、鉄砲隊を吉岡と俺でしとめる。拓也にはバックアップを頼みたい。指揮官は俺がとる。光天は暗殺部隊を撃破しに行くそうだ。作戦は以上だ。二人ともお願いできるか?」
吉岡は言った。
「だいたいわかった。お前の作戦にのろう。共に平和のために戦おう。」
「ああ。」
拓也は言った。
「闇部隊は最近だよな。できたの?望田からなんか情報聞いてないか?」
「いやあいつの情報にはなかった。俺は風のうわさで聞いたかぎりだと今回初部隊と聞いている。いづれにしても倒さなきゃいけない連中だ。おそらく裏組織だ。」
「じゃあ倒さなきゃいけないな。浩之、拓也。」
拓也は頷いた。浩之は剣を抜き、空にあげ、叫んだ。
「さあ行こう。吉岡、拓也!奴らを倒し、友也を闇から救い、光天と友也の夢を作るぞ!」
「おう。」
翌日、戦争が始まった。それは青空と雲があり、晴天の天気の日であった。すべての部隊が動き出した。さあ我々の未来は。蒼天の先は。
「わー」
運命の幕が開けようとしていた。
【殺戮の青龍】
あらすじ
高校に入学した鈴は、加奈恵という少女と出会い、友達になる。鈴はかたちだけの王妃になり、浩之はかたちだけの王になった。だがそれは浩之にとって苦痛であった。一方、友也は光天が死んだことにより理想の蒼天乃世を築こうとした。
浩之はそれに気付き、光天を復活させた。それに築いた友也は再び、光天を恐れ、光天国、鈴のいる学校に襲撃をかけるが、鈴と浩之たちにより学校の襲撃は防がれた。一方、グリア軍と精森軍が激突した。
激しい戦闘になるが精森の圧倒的な力により戦乱は抑えこまれた。
一方、光天は友也と一騎打ちの戦いになるが光天の新たな力により友也は精神を追い込まれる、だが友也はこれで終わる男ではなかった。
二人の戦いは再び始まろうとしていた。
【殺戮の青龍】
月日が流れた四月二十六日、鈴たちは高校三年生になったある日、光天、友也の戦乱が始まった。
青龍国の軍は東の方から奇襲をしかけた。青龍軍を率いるグリアは兵を率い、光天軍に襲い掛かった。
「光天軍よ。貴様らはここで朽ち果てる。我らの軍によりな!いく!お前ら。友也様のために。はー」
「はい!グリア様!いくぞ。天軍滅ぼすぞ!はー」
グリアが率いる軍は光天軍に向かい、馬を走らせた。
「王さま。申し上げます。グリア軍が光天国に向かって攻め込んで来ています。東の方から数は二千万人を超えています。望田がつかんだ情報よりかなり増やしたみたいです。いかがいたしましょう。ものすごい勢いでこちらに進軍しています。」
精森は光天に尋ねた。光天は言った。
「精森!軍を出陣させよ。指揮官はお前に任せる。グリア軍を滅ぼし、光天を救うのだ。」
「承知しました。王様はどうされますか?」
「私は槍軍を率いて友也のいる青龍家を攻め込む。王冠部隊はそなたに任せる。頼んだよ。」
「はい。光天様。では行ってまいります。」
光天は頷いた。王冠部隊を精森は光天城を出発し、東に向かった。一方、東から進軍を仕掛けたグリア軍はその動きに気付いていた。
「グリア様!」
「どうした兵ども。」
グリアは兵士に尋ねた。
「あの光はいったいなんでしょうか?ものすごい数でこちらに向かってきています。方角は二誌です。」
「西だと!」
グリアは双眼鏡で南の方角を見渡した。
彼は驚いた。
南の方角からグリア軍が攻めてきていたからだ。
「光天国。こちらの動きに気付き、動き出したか。ならこちらも仕掛けようではないか。兵ども。南の方から光天軍が進軍してきている。指揮官は精森だ。いまこそ打ち砕くぞ!」
「はー」
グリア軍は南の方角から進軍してきている光天軍に襲いかかった。
「かかれ!」
「わー」
「怯んではならん。グリア軍を破壊せよ。はー」
「はい。精森様!いくぞ。はー」
グリア軍と光天軍の激しい戦い繰り広げられた。
「精森、また貴様か。今度こそ貴様を殺し、蒼天乃王を手に入れてやる。くらえ。烈風の彼方。霊威破壊ソード。霧酒闇の炎よ。ファイアーソード」
炎の剣が精森に襲い掛かった。
「そうはさせない。この命は貴様に渡さない。蒼天乃世界は貴様に渡さない。食らえ!精也の光をオブジェクトライト!」
精森、グリアの一騎打ちの戦いが始まった。一方、西では斎藤友也が槍豚愛、魔力部隊、鉄砲隊、大砲部隊、弓部隊を率いて北にある明光貴族高等学校に奇襲を仕掛けようとしていた。明光貴族高等学校に奇襲に備えていた鈴たちは」その動きに気付いていた。
「皆。急いで。体育館に避難してください。敵がこちらに迫っています。」
「急いでください。」
浦上先生と志緒は在学生をすべて避難させた。
「鈴。加奈恵。体育館にみんなを避難させたわ。」
「ありがとう。じゃあ結界をお願い。」
「うん。」
志緒は術を唱えた。
「いにしえの魔法よ。この学校すべての建物に結界を張り、命を守りたまえ。エンジェルレイト!」
バン
建物すべてに結界が張られた。
「結界。完了。」
「ありがとう。私たちは東館で迎え撃つわ。加奈恵行こう。兵士どもも私たちについてきて。」
「はい。」
加奈恵は頷いた。
「邨瀬先生と鈴原先生は志緒たちとともにここを守ってください。」
「わかった。」
「望田君と五月も正門をお願い。」
望田と五月は頷いた。
私たちは奇襲に備え待機していた。その時、大きな音がした。
バンバン
「あの音は何?」
鈴は剣を握りしめ、窓を除いた。その時、声がした。
「鈴様。窓を覗いてはいけません。敵が鈴様を狙っていますので。」
鈴は振り返ると一人の兵士が立っていた。
「あなたは?」
兵士は言った。
「私はあなたに仕える学生兵隊長の八森と申します。はじめまして。今日からあなた様をお守りする兵としてここに任命を受けました。」
「そうだったの。よろしくお願いします。さっきは止めてくれてありがとう。」
「いえ。あなた様をお守りするのが私の役目なので。」
鈴は頷いた。
加奈恵は尋ねた。
「八森側近兵ね。戦乱の現状を説明して。」
「はい。現在、斎藤友也が率いる部隊がこちらの学校に進軍しました。さいわい学校には結界をはっているため危害はありませんが、いつまで持つかわかりません。侵入はグランドです。鈴様ご決断を。」
「戦闘開始!」
「はー。」
鈴は兵士と仲間に指示した。
「兵ども。校門へ!加奈恵はここで槍部隊をうって。」
「了解!」
鈴たちと友也軍の戦いが始まった。
友也は槍と剣を握りしめ、馬に乗り、兵士と共に走り出した。
「我は蒼天乃王になる青龍家の王斎藤友也だ。光天いまこそ貴様を兵士と娘と共に葬ってやる。兵士ども光天の兵士、娘を破壊せよ。いくぞ!光天。皆俺に続け。かかれー」
「わー」
友也は兵を率いて鈴たちに襲い掛かってきた。
鈴は剣を抜いた。
「八森。私のサポートをお願い。」
「はい。鈴様!」
「皆!いくわよ!」
「はー」
バン
鈴は光天国王専属部隊を率いて、友也の兵と戦乱になった。
「我は青龍家専属隊長リードクラインだ。貴様が娘か。貴様には用はない。私が戦いたい相手は八森だ。貴様にはここで死んでもらおう。鈴!食らえ。破邪の闇。クラインソードダーク!」
闇の剣の力が鈴に襲い掛かった。
「あいにく私は死ぬわけにはいかない。あなたを倒し、父の夢を叶えるために。いにしえの剣よ。この私に力を貸したまえ。光の波動を。ライトエーリア!」



