そのやりとりに、緊張がふっと解けて早足で美羽に歩み寄り、椿は、美羽を思い切り抱きしめた。
「……無事でよかった。ったく、びびるだろうが。」
「ふふ、…ごめんなさい。」
美羽は、椿の胸に額を預け、微笑んだ。
「椿くん。私はもう大丈夫」
顔を上げ、真っ直ぐ見つめる。
「これから何があっても、日本で頑張れる。だから、心配しないで行って」
少しだけ、照れながら。
「あとね……たまに手紙とか、…電話くれたら、嬉しいな」
椿の目が、揺れる。
「……当たり前だ、ばーか」
そして、そっとキスをした。
周囲から、なぜか拍手がまき起きる。
「椿くん、大好きだよ!」
「俺も。美羽が、ずっと大好きだ!」
お互いを精一杯抱き締める椿と美羽。
それを見ていた、秋人は肩をすくめる。
「やれやれ……青春だね~」
椿は秋人にゆっくりと拳を差し出した。
「秋人。美羽のこと、頼んだ」
「椿、りょーかい」
拳と拳が、軽く触れた。
ふたりのこれからの熱い友情も、固く結ばれていた。
やがて、飛行機が動き出す。
美羽は、封筒から航空券を取り出し——
びりりと破いた。
紙片が、桜吹雪のように舞う。
「4年なんて…長すぎなのよ!椿くんのばーか!!」
でも、笑って。
「でも、……待っててあげるね」
空へと消えていく飛行機を見上げながら。
秋人が、美羽にそっと聞く。
「美羽ちゃん……本当によかったの?」
美羽は振り返り、迷いのない笑顔で答えた。
"うん!私も待つって、決めたからっ!!"
桜と空と、未来の約束。
それはきっと別れじゃない。
遠くで飛行機雲が重なる。それはきっと、これからのふたりを繋いでいた。
「……無事でよかった。ったく、びびるだろうが。」
「ふふ、…ごめんなさい。」
美羽は、椿の胸に額を預け、微笑んだ。
「椿くん。私はもう大丈夫」
顔を上げ、真っ直ぐ見つめる。
「これから何があっても、日本で頑張れる。だから、心配しないで行って」
少しだけ、照れながら。
「あとね……たまに手紙とか、…電話くれたら、嬉しいな」
椿の目が、揺れる。
「……当たり前だ、ばーか」
そして、そっとキスをした。
周囲から、なぜか拍手がまき起きる。
「椿くん、大好きだよ!」
「俺も。美羽が、ずっと大好きだ!」
お互いを精一杯抱き締める椿と美羽。
それを見ていた、秋人は肩をすくめる。
「やれやれ……青春だね~」
椿は秋人にゆっくりと拳を差し出した。
「秋人。美羽のこと、頼んだ」
「椿、りょーかい」
拳と拳が、軽く触れた。
ふたりのこれからの熱い友情も、固く結ばれていた。
やがて、飛行機が動き出す。
美羽は、封筒から航空券を取り出し——
びりりと破いた。
紙片が、桜吹雪のように舞う。
「4年なんて…長すぎなのよ!椿くんのばーか!!」
でも、笑って。
「でも、……待っててあげるね」
空へと消えていく飛行機を見上げながら。
秋人が、美羽にそっと聞く。
「美羽ちゃん……本当によかったの?」
美羽は振り返り、迷いのない笑顔で答えた。
"うん!私も待つって、決めたからっ!!"
桜と空と、未来の約束。
それはきっと別れじゃない。
遠くで飛行機雲が重なる。それはきっと、これからのふたりを繋いでいた。



