【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~戦闘力ゼロの追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と送る甘々ライフ~

「えっ!? そ、それは……」

 レオンは慌てて言葉を探す。

「凛々しくて、元気で、頼もしくて……誰よりも強くて……」

「そうじゃなくって!」

 エリナが、顔を真っ赤にして叫んだ。

「お、女として……ど……どうかって……聞いてるのよ……!」

 その声は、震えていた。恥ずかしさと、不安と、期待が入り混じった声。

「あ、そ、そりゃ……」

 レオンも、顔を赤くする。

「魅力的だと……思ってるよ? すごく……綺麗だし……」

「違うわよ!」

 エリナが、さらに大きな声で叫ぶ。

「そういうことじゃなくて! す、好きかどうかって聞いてるの! はっきり言いなさいよ!」

 その言葉に、牢獄の空気が凍りついた。

 レオンにしがみついていた三人も、息を呑んでその場面を見守っている。

「あ、そういうことなら……」

 レオンは、エリナの目をまっすぐに見つめた。

「す、好きだよ? エリナのこと、好きだ」

 その瞬間、エリナの顔が、耳まで真っ赤に染まった。

「……っ……」

 声にならない声が、喉から漏れる。

 そして――。

「……な、何番目よ?」

 エリナが、顔を真っ赤にしながら、上目遣いでレオンを睨んだ。

「へ?」

 レオンが、きょとんとする。

「四人の中で何番目に好きかって聞いてるの!」

「はぁ?」

 ミーシャが、呆れたような声を出す。

「そういうこと聞く?」

 ルナが、ジト目でエリナを見る。

「信じらんない……」

 シエルも、困ったような顔をする。

 三人は、むっとした表情で、エリナをジト目で睨んでいた。

「こ、こういうことは、はっきりしておかないと!」

 エリナが、必死に反論する。

「じゃないと、後で絶対モヤモヤするじゃない!」

「そういうことなら」

 レオンは、にっこりと笑った。

「一番だよ」

「い、一番!?」

 エリナの顔が、さらに赤くなる。

「へ?」

 ミーシャが、驚いた顔をする。

「えぇぇぇ……」

 ルナが、不満そうな声を出す。

「……」

 シエルは、無言で固まっている。

「でも」

 レオンは、優しく微笑みながら続けた。

「ミーシャも一番だよ。シエルも一番。ルナも一番」

「え?」

 エリナが、きょとんとする。

「あら……」

 ミーシャが、くすりと笑う。

「ふふふ……」

 シエルも、嬉しそうに微笑む。

「な、何よそれ!」

 エリナが、慌てて叫んだ。

「それじゃ意味ないじゃない! この(たら)しがぁぁ!」

 エリナは、レオンの頬を両手で掴んで、ぐいぐいと揺らした。

「うわぁぁぁ、何すんだよぉ!」

 レオンの顔が、左右に揺れる。

「みんな一番なんて、ずるいのよ! ずるい!」

「でも、本当なんだよ! みんな、それぞれ違う良さがあって、みんな大切で――」

「もう! 分かったわよ!」

 エリナは、ふぅと大きく息をついて、レオンを解放した。

 そして、プイッと横を向く。

「で……」

 エリナは、小さな声で聞いた。

「どうしたいの? け、け、け……結婚……したいの……?」

 その声は、か細く、震えていた。

「そ、そうだね……」

 レオンも、緊張した様子で頷く。

「そこは、ちゃんとしないといけないね……」

 レオンはしがみついている三人の腕をそっとぬけると、エリナの手を取った。

 冷たく、震えている手。

 けれど、その手を、優しく包み込む。

 そして、その黒曜石の瞳を、まっすぐに見つめた。

「エリナ……」

 レオンの声が、静かに響く。

「一生、大切にする。守る。支える。一緒に笑って、一緒に泣いて、一緒に生きていく」

 その言葉に、エリナの瞳が揺れる。

「だから僕と……、僕と結婚してください」

 真剣な眼差し。

 誠実な声。

 その全てが、エリナの心を打つ。

 二人は、しばらく見つめ合った。

 時が、止まったかのような静寂。

「一生……」

 エリナが、小さく呟く。

「約束よ……? 絶対に大切にしてよ?」

「ああ、もちろん」

 レオンが、力強く頷く。

「約束する。一生、君を大切にする」

 その言葉に、エリナの目から、一筋の涙が零れ落ちた。

 それは、喜びの涙。

 幸せの涙。

 紆余曲折を経てようやくたどり着いた一つの幸せの形――――。

 エリナは、そっと目を閉じ、少し上を向いた。

 その仕草が、全てを物語る。

 限りない信頼と心の底から湧き上がる愛情――――。

 レオンも、目を閉じる。

 そして――そっと、唇を重ねた。

 柔らかな感触。

 温かな温もり。

 それは、誓いの口づけ。

「うわぁ……」

 ルナが、感動したように呟く。

「ほわぁ……」

 シエルも、目を潤ませている。

「……ふふっ」

 ミーシャは、優しく微笑んでいた。

 その瞬間――。

 祝福のように、ぶわっと黄金色の輝きが、二人を包み込んだ。