君と私の偽りの物語。

 突然だけど、「偽り」ってどんなものなのだろう。
 インターネットや辞書で調べると

 ・本当ではないこと
 ・嘘

 などと出てくる。
 無論これは当たり前のことである。

 では、偽りが必要な時はどんな時なのだろうか。
 僕が思うには、偽りはこの2種類あると思う。

 「幸せの偽り」
 「不幸の偽り」

 「幸せの偽り」は、誰かを守る時に使う。
 決して誰も不幸にならない選択肢。
 「不幸の偽り」は承認欲求を満たすためや、相手を騙すことに使う。
 決して誰も幸せになれない。
 しかし、「不幸の偽り」を使うことで、自分を隠すことができる。

 私だって「今も」不幸の偽りを使っている。

 これはそんな「不幸の偽り」ばっかり使っている私が偽りを使う物語だ。