その箱はお客様の注文の品になります

川口「は? なんで謝ってんだよ」
芦田「だって私、すぐに結婚したかったの。川口くんと付き合い初めて嬉しかったけど、でも片岡くんはちゃんと結婚を意識してくれてて、だから」
川口「おかしいだろそんなの! 付き合ってたのは俺たちなのに!」
芦田「ここエントランスだよ。あまり大きな声出さないで」
片岡「おいおいおいおい、急に走り出したかと思えば人の彼女になにしてんの?」
川口「片岡、お前仕事だけじゃなくて彼女まで……!!」
片岡「はぁ? なんのことだよ。俺の実績が羨ましくて変なこと言ってんじゃねぇよ」
川口「なんだと!?」