【セイヌス・アリス。時空使い】
アリスは立ち上がり、私達のほうにきた。
「ようこそ我が部屋に。私は人を連れてきたのは久しぶりなのよ。それであなたがたは私に用とは何?」亜由美は尋ねた。
「君は香菜梅をここに連れてきた。その理由を教えてくれないか?」
「私は香菜梅。連れてきたわけではありません。連れてきたのは我が子供たちだ」
「君は何もしていないってことか」
「そう。けど私は彼女惜しいのよ。彼女の心をもらうの。それが私の仕事。王に頼まれているからね。
だから香菜梅はおいていって。あなたたちだけ生きなさい。さあ」 時空の扉が開かれた。
「断る。さっきもいったが俺達は香菜梅を元の世界に帰す。だから君の要望には答えられない」 アリスは涙を流した。
「残念ですね。なら皆、過去に行くがよい。花吹雪」シュー
アリスが放った花吹雪が香菜梅達を襲い掛かった。
「悲しい花吹雪だ。なら俺が幻想の光りで照らしてやる。聖なる紫月よ。悪しき花を光でつつみたまえ。
光月藍染ライト!」
友也は月の舞を踊りアリスの力を浄化した。その瞬間、アリスの体がとけた。
「そんな。私の力が浄化されるなんて。痛い。死にたくない。助けて…」アリスは解けて。空へと消えた。
「ああ私。死ぬんだ」
「大丈夫だよ。俺もあとから行くから。」アリスの前に夕日が現れた。
夕日は、崩壊し、ピンクの時空の欠片になったアリスを抱きしめた。
その瞬間、欠片は人の姿になった。
香菜梅は驚いた。
「どうして、さっきまで彼女死んだはずなのに」亜由美は言った。
「香菜ちゃん。それはあの王が人間だから。」
「人間の王にできるのかそんな力が」
「この世界ではできる。巫女と人間が結ばれた場合、なぜなら彼に人の心があるからさ。
愛する心が」
「愛する心?」
「ああ」
亜由美は空を見た。
「夕日。助けてくれたの?」
「違う。俺のこの人の意思で君を人の姿にしただけだ。」
「夕日…」
「アリス。坊は君を愛してる。ずーと君がいなくなっても」
「あなたにはあなたの人生があるわ。あなたには仲間との記憶がないけどもう一度彼らとやり直して。それが私の望みなの」
「でも君がいない世界は、俺は嫌だ」
「大丈夫。私はそばにいなくてもあなたを見っ守っている」
「本当?」
「ええ。だからあなたは彼女と共に人間の世界に戻って」
「わかった。では最後に写真を撮ろう」
「うん」
アリスと夕日は写真を撮った。この写真を現像した。
「ありがとう。最後にあなたのかつての記憶を戻します。」
夕日は頷いた。アリスは最後の力を振り、時空の記憶術を夕日にかけた。
夕日はかつて人間だった記憶を取り戻した。
「ありがとう。アリス」
「ええ。私の記憶と我が子の記憶も入れたわ」
「さあ時間よ。あなた」
「ああ。アリス。君とあえてよかった」
「私も大好きよ」
「俺も君を愛してる。」
二人は抱き合い口づけを交わした。
アリスは空へと消えた。
残った夕日は言った。
「君が亜由美か」
「ああ。私の妻と戦ってくれてありがとう。だが私には時間がない。私は君の友人を未来に返す気もない。返してほしければ王の元にこい。王の間で君らを待っている。」王は亜由美に自分の居場所を伝え、消えた。
「亜由美ちゃん」
香菜梅は亜由美に駆け寄った。
「香菜ちゃん、三保、友也達、これはやつの挑戦状だ。行こう王のところへ」
「おう」
果たして亜由美達は王の元にたどり着けるか。最終戦いがいま幕をあける。
続く
アリスは立ち上がり、私達のほうにきた。
「ようこそ我が部屋に。私は人を連れてきたのは久しぶりなのよ。それであなたがたは私に用とは何?」亜由美は尋ねた。
「君は香菜梅をここに連れてきた。その理由を教えてくれないか?」
「私は香菜梅。連れてきたわけではありません。連れてきたのは我が子供たちだ」
「君は何もしていないってことか」
「そう。けど私は彼女惜しいのよ。彼女の心をもらうの。それが私の仕事。王に頼まれているからね。
だから香菜梅はおいていって。あなたたちだけ生きなさい。さあ」 時空の扉が開かれた。
「断る。さっきもいったが俺達は香菜梅を元の世界に帰す。だから君の要望には答えられない」 アリスは涙を流した。
「残念ですね。なら皆、過去に行くがよい。花吹雪」シュー
アリスが放った花吹雪が香菜梅達を襲い掛かった。
「悲しい花吹雪だ。なら俺が幻想の光りで照らしてやる。聖なる紫月よ。悪しき花を光でつつみたまえ。
光月藍染ライト!」
友也は月の舞を踊りアリスの力を浄化した。その瞬間、アリスの体がとけた。
「そんな。私の力が浄化されるなんて。痛い。死にたくない。助けて…」アリスは解けて。空へと消えた。
「ああ私。死ぬんだ」
「大丈夫だよ。俺もあとから行くから。」アリスの前に夕日が現れた。
夕日は、崩壊し、ピンクの時空の欠片になったアリスを抱きしめた。
その瞬間、欠片は人の姿になった。
香菜梅は驚いた。
「どうして、さっきまで彼女死んだはずなのに」亜由美は言った。
「香菜ちゃん。それはあの王が人間だから。」
「人間の王にできるのかそんな力が」
「この世界ではできる。巫女と人間が結ばれた場合、なぜなら彼に人の心があるからさ。
愛する心が」
「愛する心?」
「ああ」
亜由美は空を見た。
「夕日。助けてくれたの?」
「違う。俺のこの人の意思で君を人の姿にしただけだ。」
「夕日…」
「アリス。坊は君を愛してる。ずーと君がいなくなっても」
「あなたにはあなたの人生があるわ。あなたには仲間との記憶がないけどもう一度彼らとやり直して。それが私の望みなの」
「でも君がいない世界は、俺は嫌だ」
「大丈夫。私はそばにいなくてもあなたを見っ守っている」
「本当?」
「ええ。だからあなたは彼女と共に人間の世界に戻って」
「わかった。では最後に写真を撮ろう」
「うん」
アリスと夕日は写真を撮った。この写真を現像した。
「ありがとう。最後にあなたのかつての記憶を戻します。」
夕日は頷いた。アリスは最後の力を振り、時空の記憶術を夕日にかけた。
夕日はかつて人間だった記憶を取り戻した。
「ありがとう。アリス」
「ええ。私の記憶と我が子の記憶も入れたわ」
「さあ時間よ。あなた」
「ああ。アリス。君とあえてよかった」
「私も大好きよ」
「俺も君を愛してる。」
二人は抱き合い口づけを交わした。
アリスは空へと消えた。
残った夕日は言った。
「君が亜由美か」
「ああ。私の妻と戦ってくれてありがとう。だが私には時間がない。私は君の友人を未来に返す気もない。返してほしければ王の元にこい。王の間で君らを待っている。」王は亜由美に自分の居場所を伝え、消えた。
「亜由美ちゃん」
香菜梅は亜由美に駆け寄った。
「香菜ちゃん、三保、友也達、これはやつの挑戦状だ。行こう王のところへ」
「おう」
果たして亜由美達は王の元にたどり着けるか。最終戦いがいま幕をあける。
続く


