【第九章】時空神の世界
亜由美、三保、紗綾、私、浩雪は最後の扉に出会った。
「ここが最後の扉だ。感じる。友也の気配を。」亜由美は剣を抜き、私達に言った。
「いいか。この中に友也がいるのは間違いない。だがこの中は神の力でできた空間になる。下手をすれば神様の力に吹き飛ばされる可能背がある。あるいは願い主の使い魔かセイランがいる可能性も高い。みんな気をつけろ。」
「うん。」
「俺からも一つ言うことがある。この扉を開ければ神の空だ。下手をすれば命に係わる。着地は神の空間の運動公園だ。そこにみんな着地する。だが着地
する前に敵に遭遇する可能性がある。その場合、バランスを取りながら戦いをしつつ地上に降りるんだ。命を無駄にすれば帰れなくなる。いいな。」
「おう。」
「じゃあ行くわよ。」
三保は扉を開けると。空は青かった。雲もあった。
「三保。この空は何?」香菜梅は尋ねた。
「時空の神青龍空だよ。空には青龍がいる。眠ってるわ。青龍は願い主の使い魔よ。願い主が現れたら私達を攻撃してくるから。気を付けて。」私達は頷いた。
「行くぞ。」
亜由美は青龍空に舞い降り、手を広げ、剣を抜き、着地呪文を唱えた。
「いにしえの光よ。我を救い聖なる陸地をあの下に作り上げ、私を守りたまえ。時空蒼天光連花!」
ピカー!
亜由美が放った光は何とか地面に解き放たれ、亜由美は着地に成功した。
「亜由美ちゃん。大丈夫?」
三保は、波長術で尋ねた。
「大丈夫だ。敵の攻撃もなかった。今だ。三保。飛べ。!」
「うん。じゃあ先に行くね。香菜ちゃん。」
「うん。気を付けて。」
三保は頷き、空へと舞い降りた。その時、願い主の使い魔が現れた。
「そうはさせないわ。我が名は時空家騎士ヂュランクリステイーヌ。この前で貴様を葬る。食らえ。蒼天の波動恋歌の舞欄!」アリスは時空術乃花の力で三保に攻撃してきた。
「くっこんなところで死んでたまるものか。」三保は剣を抜き、呪文を唱えた。
「花の清よ。いにしえの光をこの我が身を包みこみ、邪悪な闇を打ち砕け!フラワーシュート―!」
三保が放った。花の力は三保を包み込み、ヂュランの力を無効化し、ヂュランを打ち砕いた。
「あー、この我がやられるなんて。だが我はこれでは死なぬ。貴様を時空家で破壊し、香菜梅を王に献上し、この身を捧げさせてあげるわ。ほほほ。」ヂュランは砕け、ピンクの結晶になり、消えた。
三保はなんとか着地に成功した。
「三保!大丈夫か。」
「うん。ちょっと願い主家の騎士に襲われたけどなんとか回避したわ。」
「よかった。」
亜由美は三保を抱きしめた。一方。香菜梅と紗綾、浩雪は両手を広げ、時空の空を飛び降りた。
「大丈夫か。香菜梅。」
「うん。お姉ちゃんは?」
「私は大丈夫よ。見て、亜由美達が見えるわ。あそこに着地するわよ。」
二人とも私の手を握って。着地するわよ。」
「わかった。浩雪君。」
「おう。」
俺と香菜梅は紗綾の手を握り、亜由美達のところに着地しようとしていた。
一方、時空家はその動きに気付いていた。
「お父様。その結晶は。」
「ヂュランだ。彼女が三保という女に敗れた。そして、セイニアも敗れ、今治療中だ。いま動けるのはお前だけだ、セイラン。だがこの父は君がやられるのは惜しい。我が娘がいなくなるのは悲しい。」
「お父様。私は何をすればいいですか?」父は言った。
「セイラン。あの青龍空に眠る神の竜。青龍の封印を解き、奴らを破壊せよ。」
「はい。」
セイランは時空家封印の間に行き、呪文を唱えた。
「古の竜よ。汝に応え、いまこそ眠りから醒め、時空の姫を破壊せよ。目覚めよ!青龍!」
「ギャー」
青龍の封印の魔法が解かれた。その瞬間、青龍空に眠る青龍が目覚め、青い青龍の力を香菜梅達に解き放った。
香菜梅達は空の上を見上げ驚いた。
「青龍が目覚めた。このままじゃまずい。俺達どうすればいいんだ。竜の破壊がこっちに飛んできた。けどこのままじゃ死ぬ。どうすればいいんだ。」香菜梅達は目を閉じた。その時、奇跡が起きた。
ぼおぼお
「永遠の炎発動!朱雀の剣。ファイアーバスター」その炎の剣は青龍の力を切り裂いた。
目を開けると友也が立っていた。
「お兄ちゃん。」
「紗綾。俺を迎えに来てくれてありがとう。」
「友君。無事によかった。」
「ああ。香菜梅も無事でよかった。俺もセイニア達に遭遇したが俺の持ってる青龍の力で退治できた。けどこの世界から脱出できずにいた。だがここでお前らと会えたから帰ることができる。みんなで時空家倒して帰るぞ、未来に。」
「うん。」
「お前ら。下で仲間と待ってろ。話はそれからだ。」
「うん。浩雪、香菜梅先に行ってろ。紗綾は俺とここに残り、こいつを倒すぞ。」
「うん。二人とも後から行くから。先で待ってて。」
「おう。香菜梅、行こう。」
「うん。」
香菜梅と浩雪は亜由美達のもとについた。
「さあ。こっからは俺らが相手してやる。青龍!」
「ぎゃー」
続く
亜由美、三保、紗綾、私、浩雪は最後の扉に出会った。
「ここが最後の扉だ。感じる。友也の気配を。」亜由美は剣を抜き、私達に言った。
「いいか。この中に友也がいるのは間違いない。だがこの中は神の力でできた空間になる。下手をすれば神様の力に吹き飛ばされる可能背がある。あるいは願い主の使い魔かセイランがいる可能性も高い。みんな気をつけろ。」
「うん。」
「俺からも一つ言うことがある。この扉を開ければ神の空だ。下手をすれば命に係わる。着地は神の空間の運動公園だ。そこにみんな着地する。だが着地
する前に敵に遭遇する可能性がある。その場合、バランスを取りながら戦いをしつつ地上に降りるんだ。命を無駄にすれば帰れなくなる。いいな。」
「おう。」
「じゃあ行くわよ。」
三保は扉を開けると。空は青かった。雲もあった。
「三保。この空は何?」香菜梅は尋ねた。
「時空の神青龍空だよ。空には青龍がいる。眠ってるわ。青龍は願い主の使い魔よ。願い主が現れたら私達を攻撃してくるから。気を付けて。」私達は頷いた。
「行くぞ。」
亜由美は青龍空に舞い降り、手を広げ、剣を抜き、着地呪文を唱えた。
「いにしえの光よ。我を救い聖なる陸地をあの下に作り上げ、私を守りたまえ。時空蒼天光連花!」
ピカー!
亜由美が放った光は何とか地面に解き放たれ、亜由美は着地に成功した。
「亜由美ちゃん。大丈夫?」
三保は、波長術で尋ねた。
「大丈夫だ。敵の攻撃もなかった。今だ。三保。飛べ。!」
「うん。じゃあ先に行くね。香菜ちゃん。」
「うん。気を付けて。」
三保は頷き、空へと舞い降りた。その時、願い主の使い魔が現れた。
「そうはさせないわ。我が名は時空家騎士ヂュランクリステイーヌ。この前で貴様を葬る。食らえ。蒼天の波動恋歌の舞欄!」アリスは時空術乃花の力で三保に攻撃してきた。
「くっこんなところで死んでたまるものか。」三保は剣を抜き、呪文を唱えた。
「花の清よ。いにしえの光をこの我が身を包みこみ、邪悪な闇を打ち砕け!フラワーシュート―!」
三保が放った。花の力は三保を包み込み、ヂュランの力を無効化し、ヂュランを打ち砕いた。
「あー、この我がやられるなんて。だが我はこれでは死なぬ。貴様を時空家で破壊し、香菜梅を王に献上し、この身を捧げさせてあげるわ。ほほほ。」ヂュランは砕け、ピンクの結晶になり、消えた。
三保はなんとか着地に成功した。
「三保!大丈夫か。」
「うん。ちょっと願い主家の騎士に襲われたけどなんとか回避したわ。」
「よかった。」
亜由美は三保を抱きしめた。一方。香菜梅と紗綾、浩雪は両手を広げ、時空の空を飛び降りた。
「大丈夫か。香菜梅。」
「うん。お姉ちゃんは?」
「私は大丈夫よ。見て、亜由美達が見えるわ。あそこに着地するわよ。」
二人とも私の手を握って。着地するわよ。」
「わかった。浩雪君。」
「おう。」
俺と香菜梅は紗綾の手を握り、亜由美達のところに着地しようとしていた。
一方、時空家はその動きに気付いていた。
「お父様。その結晶は。」
「ヂュランだ。彼女が三保という女に敗れた。そして、セイニアも敗れ、今治療中だ。いま動けるのはお前だけだ、セイラン。だがこの父は君がやられるのは惜しい。我が娘がいなくなるのは悲しい。」
「お父様。私は何をすればいいですか?」父は言った。
「セイラン。あの青龍空に眠る神の竜。青龍の封印を解き、奴らを破壊せよ。」
「はい。」
セイランは時空家封印の間に行き、呪文を唱えた。
「古の竜よ。汝に応え、いまこそ眠りから醒め、時空の姫を破壊せよ。目覚めよ!青龍!」
「ギャー」
青龍の封印の魔法が解かれた。その瞬間、青龍空に眠る青龍が目覚め、青い青龍の力を香菜梅達に解き放った。
香菜梅達は空の上を見上げ驚いた。
「青龍が目覚めた。このままじゃまずい。俺達どうすればいいんだ。竜の破壊がこっちに飛んできた。けどこのままじゃ死ぬ。どうすればいいんだ。」香菜梅達は目を閉じた。その時、奇跡が起きた。
ぼおぼお
「永遠の炎発動!朱雀の剣。ファイアーバスター」その炎の剣は青龍の力を切り裂いた。
目を開けると友也が立っていた。
「お兄ちゃん。」
「紗綾。俺を迎えに来てくれてありがとう。」
「友君。無事によかった。」
「ああ。香菜梅も無事でよかった。俺もセイニア達に遭遇したが俺の持ってる青龍の力で退治できた。けどこの世界から脱出できずにいた。だがここでお前らと会えたから帰ることができる。みんなで時空家倒して帰るぞ、未来に。」
「うん。」
「お前ら。下で仲間と待ってろ。話はそれからだ。」
「うん。浩雪、香菜梅先に行ってろ。紗綾は俺とここに残り、こいつを倒すぞ。」
「うん。二人とも後から行くから。先で待ってて。」
「おう。香菜梅、行こう。」
「うん。」
香菜梅と浩雪は亜由美達のもとについた。
「さあ。こっからは俺らが相手してやる。青龍!」
「ぎゃー」
続く


