知ってほしい。そのままの君が、こんなにも素敵なことを

早くベッドに辿り着きたい。
なのにソファーにどさっと雑に身体を任せたまま。視線までも動かせないで、重力のまま垂れてく液体みたい。
荷物の片付けもまだ。着替えもまだ。お腹も空なまま。
そうやってこのまま寝過ごすこと何日だろう。
でも指を折って数えはしない。
自傷行為だから。

部屋の煌々とした明かりさえどうでも良くなる頃だった。瞼が重く段々と下がってきたその時に、ピロンと何かが鳴った。
それからすぐにもう一度なって仕方なくスマホを手に取る。

『やっほー』
『そろそろさ、集まろうと思って。凛も無事就職できたってメール来てて。みんなで入社祝いしよ』